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原口に新ライバル出現? ヘルタ、バイエルンから若手有望株を獲得

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 ヘルタ・ベルリンは7日、バイエルンからFWシナン・クルト(19)を獲得したことを発表した。同選手と2019年までの契約を交わしたと伝えている。

 ボルシアMG下部組織出身のクルトは、2014年夏にバイエルンに加入した。将来性が高く評価されている同選手だが、バイエルンで過ごした1年半で公式戦出場は1試合にとどまり、今シーズン開幕前に2軍にあたるU-23チームに降格。以前から1月の移籍市場で他クラブに向かう可能性が高いと見られたが、その移籍先はヘルタに決まった。

 クルトは左ウイングを本職とするアタッカー。ヘルタの左ウイングといえば、原口元気が起用されることが多いポジションである。

 クラブの公式サイトで、クルトの喜びのコメントが紹介された。

「スポーツディレクターのミヒャエル・プレーツやパル・ダルダイ監督とは、非常に良い話ができた。ヘルタは優れたチームで、素晴らしいシーズンを送っている。僕は新しい場所で新しいチャレンジに臨むことを強く望んでいた。素晴らしいファンが声援を送るヘルタで、それが可能だと信じている」

 ドイツ『ビルト』によれば、ヘルタがバイエルンに支払う移籍金はボーナス込みで200万ユーロ(約2憶5500万円)程度だという。ただし、バイエルンはクルトの将来性を買っているようで、2018年夏に800万ユーロ(約10憶200万円)で再獲得できる買い戻しオプションを付けたとも報じられている。

 ヘルタは昨年夏、バイエルンからDFミチェル・バイザーを獲得している。レギュラーとして活躍しているバイザーのように、クルトも出場機会を得られるだろうか。


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