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トッティ、最後のローマダービー?スパレッティは起用を明言せず…

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 ローマは3日、セリエA第31節のラツィオとのダービーマッチに臨む。ルチアーノ・スパレッティ監督は、この試合が最後のローマダービーとなるかもしれないFWフランチェスコ・トッティの起用について明言を避けている。

 スパレッティ監督の下で十分な出場機会を得られていないトッティは、今シーズン限りで現在の契約が満了する。クラブはトッティが現役を引退して幹部入りすることを望んでいるのではないかとみられる。

 トッティ自身は現役続行を希望しているが、ローマでプレーを続けることが可能かどうかは定かではない。今回が選手として迎える最後のダービーマッチとなる可能性もありそうだ。

 ローマの象徴として長年にわたり大きな貢献をしてきたトッティをこの試合に起用すべきだとの声もある中、スパレッティ監督は試合に向けて次のように語った。イタリアメディアが伝えている。

「そういう意見に一理あることは分かる。サッカーを愛する者、美しい話を愛する者にとっては、この試合のピッチ上で彼を見ることができるのが正しいことだろう」

「だが監督としては、感情や情熱の部分を分けて考えて、ほかにも色々なことを考えなければならない。物事を心で判断すると、ほかのことが見えなくなってしまう」

 3位以内の確保を目指すローマに対し、現在8位のラツィオにはダービーでの勝利以外の目標がないとして、スパレッティ監督はライバルチームへの皮肉も口にしている。

「ダービーで勝ちたいと思っているが、我々にとって重要なのはチャンピオンズリーグ出場圏内の順位だ。ラツィオにとってはこの試合が唯一の目標だがね」

「ラツィオは素晴らしいチームだが、彼らにはこの試合しか残っていない。ダービーは互角の条件で戦いたいと思っていたよ。シーズンのこの時期に、ラツィオにほかの目標もある方が良かったね」

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