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ミランOBがベテランの重要性を強調「若手主体もいいがベテランなしに成長はない」

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FIFA年間表彰式に出席したミランOBのクラレンス・セードルフ

 元ミラン監督のクラレンス・セードルフ氏が9日、スイス・チューリッヒで行われたFIFA年間表彰式に出席した際に、今季の若手主体のミランについて「ベテランがいないと成長できない」と話し、厳しい立場を示した。

 セードルフは2014年に監督としてミランを指揮したほか、2002年から2012年まで10年間、選手としてプレーしたOBでもあり、ミランをよく知る人物の1人だ。

 今季、ミランはビンチェンツォ・モンテッラ監督の指揮の下、若手主体のチームへと変貌した。若手特有の団結力、闘争心を武器に好調を維持している。

 セードルフは今季ブレークした若手が、これからも順調に成長を続けるためには、ベテランの力が必要になると主張し、若手ばかりに注目するメディアに釘を刺した。

「私は遠くからミランを見守っているが、聞くのは若手の話ばかりだ。だが若手選手だけでは成長はできない。常にベテランと若手がミックスしたチームが必要になる」

 また、凋落を続けるイタリアサッカーの将来を危惧し、新世代の誕生を期待している。

「イタリアで多くの若手選手が台頭してきているのは嬉しいことだ。適切な指導を受けて、失敗しながらも成長する機会を与えられることを望む。イタリアの将来のためには新世代の才能の開花が待たれる」


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