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1年でチェルシーを去ったサッリ監督、対立があったと回顧「レベルが上がれば上がるほど…」

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チェルシー時代を振り返るマウリツィオ・サッリ監督

 現在ユベントスの指揮を執るマウリツィオ・サッリ監督が、昨季率いていたチェルシー時代の苦悩を語った。

 ナポリでの功績が世界中から絶賛され、昨季チェルシーへと引き抜かれたサッリ監督。初挑戦のプレミアリーグでは開幕から12戦無敗を達成するなど、テンポよくボールを動かす“サッリ・ボール”が高く評価された。

 しかし徐々に成績が下降すると、ファンの反発も生まれるように。またマンチェスター・シティとのカラバオカップ決勝では、GKケパ・アリサバラガが交代指示を無視するなど、選手との関係悪化も騒がれた。最終的にヨーロッパリーグ(EL)優勝を果たしたものの、わずか1年でイタリアへ戻ることとなっている。

 サッリ監督は『スカイスポーツ』でチェルシー時代を振り返り、就任後最初の半年間は苦労したと明かした。

「レベルが上がれば上がるほど、選手と関係を築くのが難しくなる。変わるのは選手ではなく、周囲との関係だよ。もっと時間が必要になるが、何とかしないといけないね」

「最初の5~6か月間は、ロッカールームとの間に対立があったね。でもEL優勝の後に私は涙したし、多くの人もそうだった」

 また、元銀行員という異色の経歴を持つ61歳指揮官は、選手との接し方について言及。さらに、これまで指導してきた選手たちとの関係について語った。

「私は優しくねぎらうタイプの人間ではない。だが、失敗した人には教えるタイプの人間だ。通常、良い仕事をすれば『ブラボー』と言われることが最も多い。選手たちにとっては不安定な影響があるが、最終的には誠意を認めてくれるだろう」

「今ある最高の関係性は、あまりプレーしていなかった選手たちとのものだ。キャリアの終盤に差し掛かったものや、これから監督を始めようとしている選手が、フットボール全般についてアドバイスを求めて私の下へ来てくれる。さらに、私のスタッフに入りたいと言う選手もいるんだ」

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