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元ユベントスのレジェンドが悲しみの告白「私がコロナを持ち帰り妻が…すべてが早すぎる」

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ジュゼッペ・フリーノ氏が悲しみの告白

 元イタリア代表MFのジュゼッペ・フリーノ氏が、トリノの地元紙『コリエレ・トリノ』のインタビューに応じて新型コロナウイルス感染の体験を明かした。

 フリーノ氏は現役時代の1970年代から1980年代前半にかけてユベントスで活躍。スクデットを8回獲得し、コッパ・イタリアやUEFAカップ、UEFAカップウィナーズカップでも優勝経験を持つレジェンドとして知られる。そんなフリーノ氏は自らが新型コロナウイルスに感染しただけでなく、1週間前に最愛の妻(享年74)を失ったことを告白している。

「妻はコロナで亡くなった。それも残念なことに、私自身がウイルスを家庭に持ち込んで妻にうつしてしまったのだと思う。本当に精神的に参っている。すべてが起こるのがあまりに早すぎた。家族全員が感染してみんなが回復していく中、妻だけは酸素飽和度が深刻な状態になり始めた。病院に搬送された後は会うこともできなかった。この酷い苦しみを忘れることは決してないだろう」

 セリエAでは今年に入り、トリノやインテルなどでクラスターが発生。試合が延期となった。また、元ミランCEOのアドリアーノ・ガリアーニ氏は先日、『コリエレ・デラ・セーラ』のインタビューにおいてコロナ感染の恐怖を語り、「今は良くなったが、体重が10キロ減って死ぬかと思った。人生で最も長い10日間だった」と告白している。

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