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ピオリが名門ミランの復活を予告「“眠れる美女”はビッグクラブに囲まれ目を覚ます」

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ミランステファノ・ピオリ監督

 ミランの指揮官ステファノ・ピオリが、イタリア紙『レプブリカ』のインタビューに応じ、来シーズンへ向けて期待を寄せた。

 今シーズン、リーグ戦を2位で終え、2013-14シーズン以来8年ぶりとなるUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権を獲得したミラン。2019年秋に指揮官に就任し、長い間低迷が続いたチームの再建に成功したピオリは、ミランのさらなる飛躍を予想する。

「“眠れる美女”は自分の家の中でビッグクラブに囲まれ、再び目を覚ますだろう。私は(5月23日のセリエA最終節)アタランタとの試合前、選手たちに尋ねた。『またリオ・アヴェと対戦したいか? それともそろそろ、マンチェスター・シティやパリSG、バイエルンと対戦する時ではないのか?』ってね。イタリアで準優勝のチームが第4ポットに入るのはやや不思議だが、我々は成長を望んでいる。より強いクラブと戦えることで成長が促進されるはずであり、来シーズンは我々の実力を確固たるものにする年になるはずだ」

 続いてミラン指揮官は、今月末で契約切れとなるGKジャンルイジ・ドンナルンマに言及。「模範的なプロフェッショナルでピッチに集中していた。交渉が上手く行くかどうかは分からないが、連絡を取り、お互いに感謝の気持ちを伝えた。彼にはEURO2020での健闘を祈っていることも伝えたよ」と述べた。

 ミランは今夏、チェルシーFWオリビエ・ジルーへの関心が報じられているが、ピオリは今年40歳を迎えるFWズラタン・イブラヒモビッチの代役の獲得に期待を寄せた。「マリオ・マンジュキッチならレベルを下げることなく、代役が務められると考えて抜てきしたのだが、ケガは残念だった。ズラタンはすべての試合に出場することができない。4人目のFWが必要になる」と述べた。

 最後にミラン指揮官は、欧州スーパーリーグ構想について言及。「スポーツにおいて、実力主義がベースではあるが、UEFAやFIFAはなぜこれほど重要なクラブがリーグの分離を検討したのか自問自答するべきだ。システムが失敗したことを意味する」と持論を述べた。

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