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サンジロワーズ三笘“無双”ハット! 日本人の特性知る指揮官「彼らは常に前向き。ミトマは超一流だ」

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MF三笘薫がハットトリックを達成 ※写真は9月のもの

[10.16 ベルギー・リーグ第11節 サンジロワーズ4-2スラン]

 MF三笘薫は今夏のロイヤル・ユニオン・サンジロワーズ加入後、リーグ戦初ゴールからプロ初ハットトリックを達成。フェリス・マッズ監督は試合後、24歳の日本人MFを称賛した。ベルギー『RTBF』が伝えている。

 サンジロワーズは16日のベルギー・リーグ第11節スラン戦に臨むも、前半35分に2失点。さらに同45分にはMFラザレ・アマニが2度目の警告で退場処分となり、10人と言う数的不利のまま0-2で前半を折り返した。

 指揮官は後半開始から三笘を投入。すると後半10分、三笘はMFテディ・テウマのパスを受け、PA左からゴール右隅にシュートを放ち、リーグ戦初ゴールを決める。同21分には味方が決め、2-2の同点に。そして三笘が31分にスルーパスに反応し、自身2点目で3-2と試合をひっくり返した。

 三笘はさらに後半45分、Jリーグを席巻したドリブル突破をベルギーで披露。中盤からPA右まで持ち込み、ハットトリックとなるダメ押しのチーム4点目を流し込んだ。

 試合後、仲間から笑顔の祝福を受けた三笘。サポーターからも「ミトマ!」コールで受け入れられている様子を見せた。

 マッズ監督も手放しで称える。三笘について「みんなが彼を目の当たりにしただろう。三笘は超一流のプレーヤーだ」と絶賛。「8月に加入したが、言葉と文化の調整で出場までに時間はかかった。でも今日、彼がユニオンにとって非常に役に立つ選手であることを示してくれた。技術的にとても質の高いプレーヤーだ」と目を細めた。

 指揮官は19年までFW伊東純也が所属していたゲンクを指揮。日本人の印象を語っている。

「ゲンクで伊東を、ここで三笘を知った。彼らは常に前向きであり、不平不満を言わない。三笘は自分の能力をわかっている。だからこそ、プレーできていなくてもネガティブな態度を取らず、むしろ前向きに考えていたようだ」

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