イギリス『スカイスポーツ』で解説を務めるジェイミー・キャラガー氏が、マンチェスター・ユナイテッドMFポール・ポグバのマンチェスター・シティ移籍について見解を示した。

　今季限りでマンチェスター・Uとの契約が満了するポグバ。退団は決定的と見られており、様々な移籍先候補が浮上していた。そして『GOAL』の取材によると、退団が決定したフェルナンジーニョの後任を探すマンチェスター・Cが、フリーでの獲得を検討していることがわかっている。

　同じ街のライバルへの移籍について、現地では大きな話題に。そして『スカイスポーツ』でもこの話題を取り上げ、ジェレミー・レドナップ氏やマイカー・リチャーズ氏は「改善は必要だが、シティで成長できる」と好意的な意見で一致した。その一方でキャラガー氏は、「私なら彼には近づかない」と否定的な見解を述べた。

「ポグバは他のシティの選手のように十分な働きを見せていない。ペップ(グアルディオラ)なら彼の能力を引き出すことができるかもしれないし、その能力が彼にはある。だが、シティの選手は開始1分～90分まで走るのをやめず、働くことをやめないんだ。フィル・フォーデンやベルナルド・シウバを見ればわかるだろう」

「それがシティの特徴なんだ。素晴らしいチーム、素晴らしい監督、素晴らしい選手……。ポグバのクオリティを疑うわけではないが、十分に働いていないんだ。もし『ポグバはすべての試合で100%を発揮している』という人がいれば、それは嘘つきだね」

　そして「選手がハードワークするかどうかが監督次第というのであれば、大問題だと思う。監督がそれを要求するということは、努力が足りていないからだ」と持論を展開し、以下のように続けた。

「ポグバはフランス代表でもユナイテッドでも、時々信じられないようなクオリティを発揮する。だが、ユナイテッド在籍6年目になるが、未だに彼のベストポジションやポテンシャルの引き出し方について話し合っている状況なんだよ」

　ポグバの移籍先としては、マンチェスター・Cの他にユベントスやパリSGの名前も挙がっている。この夏、フランス代表MFはどのような決断を下すのだろうか。

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