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ベテランの在り方とは…C・ロナウドに贈るカントナの至言「2つのタイプがいる。彼はまだ気づいていない」

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ズラタン・イブラヒモビッチクリスティアーノ・ロナウド、エリック・カントナ

 アルナスル(サウジアラビア1部)に移籍したFWクリスティアーノ・ロナウドは、イングランドサッカー協会から2試合の出場停止処分により2試合の欠場後、21日のエティファク戦でデビューの見込み。マンチェスター・ユナイテッドのレジェンド、エリック・カントナ氏は後輩に向け、その立ち振る舞いのアドバイスを送っている。スペイン『アス』が伝えた。

 C・ロナウドは昨年まで所属していたユナイテッドに「裏切られた」と感じ、エリック・テン・ハフ監督とラルフ・ラングニック前暫定監督にほとんど敬意を払っていないと述べた後、険悪な形でユナイテッドを去った。その後のカタールW杯では活躍を残したものの、新天地は欧州ではなくサウジアラビアと決断。アルナスル加入を発表した。

 ユナイテッドの偉大な先輩、カントナはC・ロナウドにもっと別の方法で状況に対処すべきだったと指摘する。

 その例のひとつに、ミランのFWズラタン・イブラヒモビッチを挙げた。元スウェーデン代表FWは退団前までに行われたユナイテッドの21試合のうち、出場はわずか10試合。しかしミラン加入後は、11年間待たれたスクデット獲得に向けて負傷を抱えながら出場を続けた。若手を支える土台に徹し、見事栄冠を手にした。

 伊『カルチョ・メルカート』で、カントナはベテランの在り方を説いている。

「ベテランには2つのタイプがいる。25歳のつもりで全試合に出場したい者と、25歳ではないことを自覚し、若い選手たちを助けるためにいる者だ」

「“新しい選手を助ける選手”というのはいるものだ。イブラヒモビッチやライアン・ギグス、あるいはミラン時代のマルディーニ自身がそうだった」

「クリスティアーノ・ロナウドは、自分が25歳でないことに気づいていない。彼はすでに年を取っていて、ずっとプレーできなかったことに不満を持つのではなく、この状況を受け入れるべきだということを知らないんだ」

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