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マンUグリーンウッドの捜査に大きな進展…強姦未遂などの告発が取り下げられる

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FWメイソン・グリーンウッド

 強姦未遂などの疑いで逮捕・訴追されていた元イングランド代表FWメイソン・グリーンウッド(21)について、イギリス検察庁が2日、全ての告発を取り下げたようだ。イギリス『BBC』などが一斉に報じている。

 グリーンウッドは昨年1月末、当時のガールフレンドに対する強姦、暴行などの疑いで逮捕。同年10月に強姦未遂、暴行、支配的または強制的な行動などの罪で起訴されていた。事件発覚からこれまでの間、グリーンウッドは公式戦に出場しておらず、所属先での活動を停止していた。

 BBCによると、主要な証人が関与を取り下げたことで、検察庁が告発手続きを打ち切った。検察庁の広報担当者は「主要な証人が撤退し、新たな証拠が明らかになったため、この事件では有罪判決の現実的な見通しがもはやなくなったことを意味する。こうした状況下では、われわれは事件を中止する義務がある」と説明したという。

 グリーンウッドも同日、代理人を通じて声明を発表。「この問題が終結を迎えたことに安堵している。支えてくれた家族、愛する人、友人に感謝したい。現時点でこれ以上のコメントは控えたい」と伝えた。

 またマンチェスター・Uも同日、声明を発表。「メイソン・グリーンウッドに対する全ての告発が取り下げられたという検察庁の決定に留意している」とした上で「クラブは次のステップを決める前に独自の手続きを実施する。その手続きが完了するまでこれ以上のコメントは差し控えたい」と伝えている。BBCによると、クラブの独自手続きが終わるまでの間、グリーンウッドが練習などに参加することはないという。

 BBCによると、事件を管轄するグレーター・マンチェスター警察はグリーンウッドの処遇について「公正なもの」と説明。その上でミカエラ・カー主任警視は「女性に対する暴力の申し立てを捜査し、影響を受けた人々をサポートするという警察のコミットメントは今後も続けたい」と被害者保護の重要性を強調している。

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