タイで行われたAFC U17アジアカップの決勝が2日に行われ、U-17日本代表がU-17韓国代表を3-0で下し、2大会連続4度目の優勝を飾った。宿敵に快勝する見事な優勝劇だったが、韓国メディア『中央日報』は「日本ではなく審判に負けた」「いくつかの判定が台無しにした」と恨み節を並べている。

　試合が大きな動きをみせたのは前半44分だった。韓国はCBのコ・ジョンヒョンがFW道脇豊(熊本)へのファウルで2枚目のイエローカードを貰い、退場処分を受けてしまう。同メディアはまずはこのプレーが「決定的な状況であったり、大きなプレーではなかった上に、危険なエリアからも遠い所だった」ことを問題視した。

　さらにこれで与えたFKからFW名和田我空(神村学園高)に直接決められて先制を許すことになったが、名和田が蹴ったポイントがファウルを与えた場所よりも5mほど前方であったと指摘。「退場者が出た混乱の中で、日本の選手は5m近く前方にボールを置いた。そして審判はこれを知らずに進行させた」として「誤審」だったと“断罪”した。

　その他にも後半37分にエリア内に侵入したキム・ミョンジュンが、GK後藤亘(FC東京U-18)と交錯した場面がノーファウルだったことについても、「明らかな誤審だった」と厳しく指摘。逆に抗議したビョン・ソンファン監督にイエローカードが出されたことも、怒りを増長させているようだ。

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