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神村学園FW名和田我空がU17アジアカップ決勝で2発!得点王とMVPの個人2冠!

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日本サッカー協会の田嶋幸三会長から表彰を受けるFW名和田我空(神村学園高)

[7.2 AFC U17アジアカップ決勝 U-17日本 3-0 U-17韓国]

 FW名和田我空(神村学園高)が、MVPと得点王(5得点)を獲得。U-17日本代表をアジア制覇へ導いた。0-0の前半45+1分、日本はFW道脇豊(熊本)が左中間でFKを獲得。これを名和田が右足で狙うと、鋭い孤を描いた一撃がゴール左上隅に決まり、貴重な先制点となった。

 名和田は準決勝で直接FKを蹴るチャンスがあったものの、同じくキッカーに直訴したMF佐藤龍之介(FC東京U-18)とのじゃんけんで敗戦。キッカーの座を勝ち取った佐藤が直接決め、勝利を決定づけていた。だからこそ、今回は“絶対に自分が蹴る”という思いがあったようだ。

 決勝直後のヒーローインタビューで名和田は、「自分がボールを持って蹴ると決めていて、決めれば誰も文句言わないと思っているので、思い切り、振りに行きました」。韓国が退場者を出した直後に決まったFK弾。この一撃が試合の流れを大きく傾けた。

 このゴールで今大会4得点目。得点ランキング首位に並んだ名和田が次の1点も奪った。後半21分、交代出場MF望月耕平(横浜FMユース)のスルーパスで抜け出し、右足でゴール。「(望月)耕平から良いパスが来たので、GKも上手く見えていて、GKの位置も見えていたので冷静に流し込むことができました」。今大会の得点数を5とし、得点王を決めた。

 名和田はグループステージ最終節のインド戦で2得点。その試合後に「得点王は自分が獲るんで」と語っていたFWは、有言実行の得点王獲得となった。そして、「このタイトルを取りにタイに来ていたので、本当に取れて良かったです」というU17アジアカップ優勝。そして大会MVPにも選出された。

 次は11月にインドネシアで開催されるU-17ワールドカップだ。「ワールドカップまであまり期間がないので、また少しレベルアップできるようにチームに帰ってからまた頑張りたいと思います」。強豪・神村学園の大事な番号「14」を背負う2年生エースは、アジアでも素晴らしいファーストタッチから繰り出すドリブル、パス、シュートで大活躍。次は世界で「名和田我空」の名を知らしめる。


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