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W杯直前の負傷から9か月…今夜DF中山雄太が公式戦復帰へ!!「下を向くような経験のたびに強くなってきた」

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DF中山雄太が公式戦復帰へ

 ハダースフィールドに所属するDF中山雄太が7日、カラバオカップ1回戦・ミドルスブラ戦の前日会見に出席した。昨年11月2日以来となる公式戦の出場に意欲を見せている。

 カタールワールドカップの日本代表メンバーに招集されて活躍が期待された中山だったが、直前のリーグ戦で右足首のアキレス腱を損傷する重傷を負い、無念の大会欠場が決定。負傷から3日後に自身のインスタグラム(@y_5_nakayama)を更新し、「人生初の長期の怪我ですが、これが僕の運命だとしっかりと受け止めてます! 神様がくれた新しい中山雄太への進化のチャンス無駄にせず、しっかりと歩んでいきたいと思います!」とファンにメッセージを伝えていた。

 中山は長いリハビリ期間を経て今年7月のプレシーズンマッチで実戦復帰を果たすと、今月5日のリーグ開幕節では出場機会こそなかったがメンバー入りを飾った。開幕節から中2日で行われるカップ戦ではチームの試合告知画像にも起用され、9か月ぶりの公式戦出場が期待されている。

 中山は英語で臨んだ前日会見で「キャリアの中で下を向くような経験を多くしてきたが、その度に選手としても人としても強くなることができた」とコメントし、「難しい時間を過ごしたけど後悔はしていないよ。より強くなるためのチャンスだと捉えた」と振り返る。また、「負傷した瞬間にW杯の出場は不可能だと分かった。だから強くなって戻ってこようと気持ちを切り替えた」と当時の心境を明かした。

 その言葉通り、クラブが撮影した中山のトレーニング風景を見るとより筋肉がついてまさに“進化”したことがうかがえる。「プレシーズンでは90分間プレーしていないので、可能だと思うけどどれだけやれるかは試合の強度次第かな」と不安要素も口にしたが、「ファンからたくさんのエネルギーを貰ってきたので、プレーする姿を見せて勝利を届けることで感謝の気持ちを示したい。それが僕にできる最大の感謝の伝え方だ」と意気込みは十分。日本時間7日27時にキックオフするホームゲームでの活躍を誓っている。


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