バイエルンは12日、トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケイン(30)が加入することを発表した。背番号は「9」に決定。契約期間は2027年6月30日までの4シーズンとなる。

　ケインはトッテナムで通算435試合に出場し、クラブ歴代最多の280ゴールを記録。3度のプレミアリーグ得点王など数多くの個人賞を手にしている一方で、チームとしてのタイトルには縁がなく、以前から優勝を狙えるクラブへの移籍を希望していることが報じられていた。

　契約が残り1年となった今夏、新天地候補とした挙がったバイエルンとの交渉が難航していたが、イギリス『スカイ・スポーツ』によるとバイエルンとブンデスリーガ史上最高額の1億ユーロ(約159億円)近い移籍金で合意に達したようだ。

　ケインはクラブ公式サイトを通じ、「バイエルンの一員になれてとても嬉しい。バイエルンは世界でも有数のビッグクラブだ。僕は自分のキャリアの中で最高のレベルで競争し、自分自身を証明したいと常に言ってきた。 このクラブは、その勝利のメンタリティーがある。ここにいられてとても気分がいいよ」と喜びを語った。

　バイエルンは昨季のブンデスリーガで史上初の11連覇を達成。今季は18日に開幕し、アウェーでブレーメンと対戦する。

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