ウエスト・ハムのフランス代表GKアルフォンソ・アレオラが試合前の整列シーンで取った粋な振る舞いが話題になっている。一緒に入場した少年とともにヘッドホンを着用しながら列に並んでいた。『スカイスポーツ』が伝えている。

　8日に行われたプレミアリーグ第8節で、ウエスト・ハムはニューカッスルと対戦。試合前に選手たちは子どもたちと手をつないで入場してくるが、アレオラ、そしてアレオラとともに歩く少年だけがヘッドホンを着用して列に並んでいた。

　一見、不思議な光景だが、これには大きな理由があった。ヘッドホンはノイズキャンセル用のもので、自閉症の少年チャーリーがスタジアムの音を遮断するために着けていた。アレオラは少年を安心させるために、自らも着用したという。

　チャーリーの父、ジョンは試合後にアレオラに感謝のコメントを残している。「アレオラは、チャーリーを安心させるためにヘッドホンを着けてくれたんだ。おかげでその日は最高の一日になった。最高の振る舞いです」と伝えた。

　アレオラは試合後、SNSを更新。チャーリーとの写真を投稿しつつ、「サッカーの試合は誰だって楽しむことができる」と粋なコメントを挙げていた。

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