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選手らの行動改善に挑むプレミアリーグ、異議の警告増加も審判囲みによる罰金は減少「正しい方向に進んでいる」

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選手やスタッフの行動は改善しつつあるようだ

 プレミアリーグとイングランドサッカー協会(FA)は13日、今シーズンここまでの選手やスタッフの振る舞いに関するデータを公開した。

 両組織は今シーズンの開幕前に「サッカーを愛する。試合を守る」というコンセプトの行動模範を示した。主に選手やスタッフに態度の是正を求めるもので、主審を取り囲んだり監督やコーチが不適切な振る舞いをしたりするなどの行動に対し、例年以上に厳しく取り締まっていく方針を伝えている。

 そうしたなかで開幕から140試合のデータが公表され、選手やスタッフの振る舞いは改善傾向にあることがわかった。同期間を対象とした昨シーズンとの比較で、審判員を取り囲むことによるクラブへの罰金処分は5件から1件に、テクニカルエリア内での悪質な振る舞いに対する罰金処分も6件から1件にそれぞれ減少。両チーム間で集団的な対立が発生したことでの罰金件数は、昨季が3件だったが今季は0件となった。英2部から4部相当のイングリッシュ・フットボール・リーグ(EFL)や女子リーグでも同じように減少している。

 一方、審判員に異議を示すことでのイエローカード数は24枚から80枚に大きく増加している。両組織によるとこの変化はポジティブなもののようだ。一貫して厳しく警告対象にすることで、執拗に抗議するなどの行為が不適切なものだと示すことができているという。

 英審判組織でトップに立つハワード・ウェブ氏は「正しい方向に進んでいる」と見解を示し、プレミアリーグの幹部も「プロサッカーはサッカーをプレーする、観戦するすべての人に模範を示すもの」と伝えて今後もこの方針を維持していくことを伝えている。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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