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「皇帝」ベッケンバウアー氏が78歳で死去…選手としても監督としてもW杯制覇

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フランツ・ベッケンバウアー氏

 サッカー界のレジェンドである元西ドイツ代表のフランツ・ベッケンバウアー氏が亡くなった。享年78歳。英『スカイ・スポーツ』や『BBC』が伝えている。

 1945年9月11日生まれのベッケンバウアー氏は、西ドイツ代表の一員として、66年、70年、74年のW杯に出場。地元開催となった74年大会ではキャプテンとして世界一に貢献した。また、監督としても86年、90年のW杯で西ドイツ代表を率い、90年イタリア大会では頂点へと導いている。

 選手、監督としてもW杯を制覇したのは、今月亡くなったブラジルのマリオ・ザガロ氏、そして、フランスのディディエ・デシャン氏を合わせ、3人だけが成し遂げている快挙だった。

 クラブでは長年バイエルンでプレーし、70年代にはUEFAチャンピオンズリーグ3連覇を達成。最終ラインでプレーして相手攻撃を寸断するだけでなく、卓越したスキルを発揮して攻撃をコントロールするなど、「リベロ」のポジションを確立。エレガントなプレーでチームをけん引し、「皇帝」との愛称で親しまれた。
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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