beacon

上田綺世は初フル出場も苦戦…「良いストライカーならば」と元FWが指摘した動きとは

このエントリーをはてなブックマークに追加

FW上田綺世は加入後初のフル出場

 フェイエノールトのFW上田綺世が11日、エールディビジ第21節のスパルタ・ロッテルダム戦で加入後初めてフル出場した。

 アジアカップ後初めての出場となった上田は、エースFWのサンティアゴ・ヒメネスが負傷していることもあってリーグ戦では初めての先発メンバー入り。チームは2-0で勝利したものの持ち味は発揮できず、ポジション争いでアピールすることはできなかった。

 現地メディアの『フットボール・インターナショナル』は、この試合を見たクラブOBのカリム・エル・アフマディ氏によるコメントを紹介している。同氏は上田のプレーを「十分なものではなかった」と述べつつ、「スパルタの戦い方が彼にとって難しいものになってしまった」と分析し、相手が引いたことでコンパクトな試合運びを強いられ、上田が得意とする背後に抜け出す機会が少なかったことを残念がった。

 エールディビジで長年にわたって活躍した元デンマーク代表FWのケネン・ペレス氏は上田のポジショニングを指摘した。「良いストライカーは自分のエリアにとどまるが、彼はそうしなかった」と振り返り、「クロスに合わせる必要がある。下に降りるとダイナミックでよく動いているように見えるが、(ゴール前にいないこともあるので)ストライカーがそうすることはチームにとって良いこととは限らない」と伝えている。その一方、アフマディ氏と同様に「もっとスペースを必要とする選手」のため、今節での評価は難しいことも挙げた。

●海外組ガイド
●オランダ・エールディビジ2023-24特集
▶久保のソシエダはパリSGと対戦!CL・EL決勝トーナメント全試合見るならWOWOWで!
ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

TOP