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セリエA最終節でCL出場チームが確定しない可能性…延期試合の日程組めず

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アタランタ対フィオレンティーナの延期分開催日が未定のまま

 セリエAなどを運営するイタリア・サッカーリーグ組織のロレンツォ・カッシーニ会長が現地ラジオ局『Rai Radio 1』の番組に出演し、延期されているアタランタフィオレンティーナがシーズン終了後に行われる可能性を示した。

 3月17日の開催が予定されていたアタランタ対フィオレンティーナは、試合直前にフィオレンティーナのジョー・バローネゼネラルマネージャーが心臓発作で緊急搬送されたことを受け、後日の開催が決まった。フィオレンティーナは同19日、バローネGMが亡くなったことを伝えている。

 カッシーニ会長はこの延期分について、5月22日が開催予定日だと明かした。ただ同日はUEFAヨーロッパリーグ(EL)の決勝が行われる日。アタランタはELの準決勝まで勝ち残っていて、決勝に進んだ場合は日程を再び変更しなければならなくなる。その場合、5月25日を予定している最終節までに延期分を入れられる日はないという。

 5月22日の開催ができない場合、候補日は最終節後の5月31日か6月2日になる見込み。セリエAではすでにインテルの優勝が決まっているため、タイトルレースへの直接的な影響はないが、ここで問題になってくるのは欧州カップ戦出場権の行方だ。

 アタランタは1試合未消化の状態で34節を終え、現在は5位ローマとは勝ち点2差の6位。来季のUEFAチャンピオンズリーグにはセリエAから5チームが出場することが決まっているため、CL出場の可能性を大いに残している。もしアタランタ対フィオレンティーナが5月31日か6月2日の開催となった場合、最終節終了時点でイタリアからの欧州CL出場チームが確定しないことになりそうだ。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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