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プレミアリーグは来季からVARレビュー後の判定アナウンスを実施へ!! 英審判協会会長が方針示す

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判定アナウンスを採用へ

 2024-25シーズンのプレミアリーグより、主審がVARレビュー後に判定内容と簡単な説明のアナウンスを行う可能性が浮上した。『ESPN』がプレミアリーグ公式番組『マッチオフィシャル・マイクド・アップ』の内容を伝えている。

 イングランド審判統括組織・プロ審判協会(PGMOL)のハワード・ウェブ会長は4月30日に放送された番組で、ファンとのコミュニケーションを改善するため、主審がスタジアムにいるファンや中継の視聴者に向けてVARレビュー後にマイクを使って説明する方針を示した。

 この番組は審判音声を使いながら判定を解説するもの。ウェブ会長は「このような番組で音声を聞くと、何が起こっているかが分かる。我々はスタジアム内の体験を向上する術を模索している」と話し、その方法として主審によるアナウンスシステムの導入を挙げた。

 判定アナウンスは昨年の1年間にわたって国際サッカー連盟(FIFA)主催大会で試験運用されたもので、今年から希望する各国の大会でもトライアルすることが可能になった。VARと主審の会話音声がリアルタイムで配信されるものではないが、「レビューの結果、守備側のハンドの反則があった。最終判定はPKとする」などといった説明を主審がその場で行うことで、ファンは判定理由を即座に知ることができる。ただアナウンスを行う対象はレビューが行われた場合のみであり、VARチェックによる中断から再開する際はこれまで通りの運用となる。

 すでにメジャー・リーグ・サッカー(MLS)などでトライアル運用が始まっており、プレミアリーグは来季からの採用を目指すものとみられている。『ESPN』はリーグからの承認を得る必要性を示したものの、形式的なものであるため否決される可能性は低いようだ。

 なお、プレミアリーグではオフサイドポジションかどうかを自動的に判別する半自動オフサイドテクノロジーを来季の途中から使用することが決まっている。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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