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内田が途中出場もシャルケは完敗、バイエルンが2位浮上!!

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 ブンデスリーガは26日、第23節3日目を行った。日本代表DF内田篤人の所属する4位・シャルケは敵地でFW宇佐美貴史の所属する3位・バイエルンと対戦。MFリベリに2得点を決められ、0-2の敗戦を喫した。前節・ボルフスブルク戦(4-0)で勝利し、バイエルンに勝ち点1差と迫ったシャルケだったが勝利はならず。再びバイエルンとの差が4差に開き、上位陣から離されると、優勝争いから遠のいてしまった。一方のバイエルンは勝ち点を48に伸ばすと、2位・ボルシアMGを勝ち点1差で上回り、2位に浮上した。

 前節・ボルフスブルク戦(4-0)で3試合ぶりの先発出場を果たした内田だったが、この日はベンチスタート。宇佐美は4戦連続でベンチ入りできなかった。試合は序盤からバイエルンが押し込む。前半6分には左サイドから仕掛けたリベリが中央へ折り返す。FWゴメスのシュートはGKヒルデブランドに弾かれる。こぼれを拾ったファーサイドのMFロッベンがシュートを放つが、これもヒルデブランドが好セーブ。ゴールにはつながらなかった。

 その後もシャルケが押し込まれる時間が続く。耐える時間帯がつづくと、前半30分に均衡は破られた。敵陣で激しいチャージを受けたMFヘーガーがボールを奪われる。MFグスタボが前線へロングボールを送ると、これにリベリが抜け出した。ワンタッチでボールを浮かし、飛び出してきたGKをかわすと、PAのわずかに手前から右足シュート。ボールは無人のゴールに吸い込まれた。バイエルンが先制し、1-0で前半を折り返した。

 後半に入ってもバイエルンの勢いは止まらない。右足の故障でMFシュバインシュタイガーを欠く攻撃陣だったが、幾度もチャンスを作り出した。すると後半10分には追加点。左サイドを駆け上がったリベリがFWミュラーとのワンツーからPA内へ切れ込む。DFをかわすと、素早く右足を振りぬいた。シュートはゴールネットへ吸い込まれ、バイエルンが追加点。リベリのこの日2点目で2-0となった。

 2点を追うシャルケは、後半39分に最後の交代枠を使い、FWプッキを投入しようとする。しかし、直前のプレーでDFメッツェルダーが股関節を痛めていたため、急きょ交代は取り消しに。このアクシデントにより、メッツェルダーに代わって、内田がピッチへ送られた。わずかな時間の出場だったものの、内田はピンチの場面も難なく対応。これまでやられていた右サイドを引き締めた。しかし、そのまま試合は終了。バイエルンが23本のシュートを放ったのに対し、シャルケは約半分の12本しか打つことはできず。0-2の敗戦を喫した。

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