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トップ下で先発の本田が先制アシストもCSKAはドロー、2位キープ

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 ロシアプレミアリーグは9日、第34節を行った。MF本田圭佑の所属する2位CSKAモスクワは、勝ち点2差の3位ディナモ・モスクワと対戦。トップ下で先発した本田が先制点をアシストする活躍をみせたが、その後に追いつかれ、1-1で引き分けた。今後CSKAは、14日に敵地でUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦第2戦のレアル・マドリー戦を戦う。

 本田は前節のゼニト戦(2-2)に続いて、2戦連続の先発出場。この日はMFジャゴエフが出場停止だったこともあり、4-2-3-1のトップ下で先発した。すると開始直後に本田が魅せた。前半3分、競り合いからこぼれたボールに中央の本田が反応。すかさず前を見ると、左足ダイレクトで浮き球のパスを送った。PA内へ抜け出したFWドゥンビアがボールがワンバウンドした瞬間に並走していたDFをかわすと、飛び出してきたGKの頭上を抜く左足のループシュート。2戦連続、今季5度目となる本田のアシストから鮮やかなシュートが決まり、CSKAが先制に成功した。

 その後は前がかりに攻めてくるディナモに対して、CSKAはカウンターで応戦。ボールを奪うと、すかさず本田が中央からチャンスをつくった。前半18分には本田が左サイドへスルーパス。MFママエフが抜け出し、クロスを入れるもドゥンビアにはつながらなかった。スコアは動かずに1-0のまま前半を折り返した。

 後半開始と同時に本田は交代。前節のゼニト戦で先発するも、後半38分には接触プレーで左膝を痛めていたことも影響してか、前半のみの出場にとどまった。後半のCSKAは1点のリードを守り切ろうと守備的な戦いを展開。しかし、これが裏目に出てしまう。後半30分、右サイドを押し込まれると、クロスを許す。距離のある位置からMFイゴール・セムショフにフリーで打たれたヘディングシュートは、GKの手前でワンバウンドするとゴールネットへ吸い込まれた。1-1に追いつかれた。

 2度目のリードを奪いたいCSKAは後半37分、ママエフに代えて、FWネチドを投入。ドゥンビアとネチドの2人が同時に起用され、積極的に攻め込んだ。しかし、ゴールは生まれない。1-1で試合は終了。ウィンターブレイク明け後、CSKAは2戦連続ドローとなってしまった。


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