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ロシアリーグ再開、先発復帰の本田が同点アシスト含む2点演出も…

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 ロシアプレミアリーグは3日、第33節を行い、約3か月ぶりに再開した。MF本田圭佑の所属する2位CSKAモスクワは勝ち点差6で追う首位・ゼニトと対戦。負傷明けの本田はボランチの一角で先発出場すると、1-2の後半23分に同点ゴールをアシストするなど2点を演出し、2-2の引き分けに貢献した。

 2月21日の欧州CL決勝トーナメント1回戦第1戦、レアル・マドリー戦に途中出場し、右膝痛から約3か月ぶりの公式戦復帰を果たした本田。この日は昨年11月18日のルビン・カザン戦(1-2)以来となる先発復帰を飾り、存在感を発揮した。

 開始わずか20秒で先制点を許したCSKAモスクワだったが、前半17分、MFムサの右クロスがファーサイドまで流れたボールを本田が拾い、左足でクロス。MFジャゴエフのヘディングシュートは一度はGKに弾かれたが、跳ね返りを再びジャゴエフが押し込み、1-1の同点に追いついた。

 後半11分にまたも勝ち越されたが、今度も本田が魅せる。後半23分、FWドゥンビアがマイナスに戻したボールをワンタッチではたく絶妙なスルーパス。これにムサが抜け出し、右足でゴールネットを揺らした。

 後半26分からはトップ下にポジションを上げた本田。後半35分、ムサが右サイドからドリブルで仕掛け、前線に当てたボールをドゥンビアが落とし、本田が左足ダイレクトで振り抜く。狙い澄ましたシュートだったが、これは惜しくもクロスバーを直撃。直後に接触プレーで左膝を痛めた本田は同38分、足を引きずるようにベンチへ下がった。試合も2-2のまま終了。再開初戦の首位攻防戦を勝利で飾れず、CSKAモスクワは第2ステージに入って1分2敗と未勝利が続いている。

 ロシアプレミアリーグは来季からの秋春制移行に伴い、今季は変則日程で行われている。第30節までを第1ステージとして30試合の成績でトップハーフ(1~8位)、ボトムハーフ(9~16位)の8チームずつに分け、第31節から第2ステージに突入。5月まで、それぞれ8チームずつで再びホーム&アウェーの総当たりのリーグ戦を行い、第1ステージの勝ち点も加えた総合成績で順位を決定する。


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