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[国内杯]香川先発も途中交代…ドルトムントはブンデス2部チームに延長戦の末の劇的弾で勝利、決勝進出!!

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 ドイツ国内杯の準決勝1試合が20日に行われた。日本代表MF香川真司が所属するブンデス1部の首位・ドルトムントは、敵地でブンデス2部の首位・グロイター・フュルトと対戦。試合は0-0でもつれ込んだ延長後半15分、途中出場のMFギュンドガンのシュートが決まり、ドルトムントが1-0の劇的勝利。香川は公式戦5戦連続の先発出場を果たすも、後半25に交代した。決勝戦は5月12日に行われ、バイエルン対ボルシアMGの勝者と戦う。

 香川は公式戦5戦連続の先発出場。今季9点目を決めたブレーメン戦(1-0)から中2日で迎えた一戦は、前半から幾度もチャンスを迎えたが、連戦による疲労の影響からか、思うようなプレーを見せることはできない。前半31分には、この日一番の決定機が訪れる。DFピシュチェクがPA内へ浮き球パス。DFシュメルツァーが競り勝ち、最後は正面に走り込んだ香川がヘディングシュートを放った。フリーでの一撃に公式戦2戦連続のヘディング弾が期待されたが、シュートはクロスバー上方へ外れた。

 直後のワンプレーでもチャンスを迎える。前半36分、MFブラスチコフスキがグラウンダーの右クロス。飛び込んだ香川がシュートを狙うも空振り。運良く、走り込んでいたFWレワンドフスキの足元へこぼれたボールがつながるが、シュートで終わることはできない。この日のドルトムントは攻撃での厚みが無く、0-0で前半を折り返した。

 後半に入っても流れは変わらない。後半10分には右サイドからドリブルで仕掛けたレワンドフスキがゴールライン際からクロスを入れる。走り込んだMFグロスクロイツのヘディングシュートはGKの好セーブに阻まれた。同12分には、左クロスを受けた香川がゴール正面からダイレクトでシュートを狙う。これはポスト右へ外れた。ゴールが奪えないまま、後半25分に香川は交代。代わって、FWバリオスが入った。同37分にはMFベンダーに代えて、ギュンドガンを投入。しかし流れを変えることはできず。試合は0-0のまま15分ハーフの延長戦へもつれ込んだ。

 延長前半8分には、中央からのスルーパスにバリオスが抜け出すがオフサイド。シュートで終わることはできず。時間だけが過ぎていく。延長後半開始とともに、ドルトムントはレワンドフスキに代えて、MFペリシッチを投入した。その後もスコアは動かない。

 G・フュルトは延長後半13分にPK戦を見据え、GKを交代した。このままPK戦に突入するかと思われたが、終了間際に劇的なゴールが生まれた。延長後半15分、中央から左サイドへ展開するとグロスクロイツが後方のギュンドガンへパス。PA左から放ったギュンドガンの右足シュートがゴールネットへ吸い込まれた。これが決勝点となり、ドルトムントが1-0の劇的な勝利を収め、決勝進出を果たした。

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