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香川が23歳のバースデーゴールで決勝弾!!史上3人目の2ケタ得点にリーチ

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 香川が23歳のバースデーゴール!! ブンデスリーガは17日、第26節2日目を行い、日本代表MF香川真司の所属する首位ドルトムントはホームで6位ブレーメンに1-0で競り勝った。この日が23歳の誕生日だった香川はトップ下で4試合連続の先発出場を果たし、前半8分に先制点。2試合ぶり今季9点目を決めると、これが決勝点となり、6試合ぶりのフル出場でチームの2戦ぶり勝利に貢献した。

 23歳のバースデーゲームで背番号23がいきなり魅せた。前半8分、MFグロスクロイツの左クロスをオフサイドラインぎりぎりの位置から飛び出したMFギュンドガンが右足ダイレクトで折り返し、ゴール前で完全にフリーの香川がヘディングシュート。あっさりとゴールを破ると、ベンチで待つDFサンタナのもとへ。同じ3月17日が誕生日で、この日26歳になった控えCBと抱き合い、喜びを分かち合った。

 前節のアウクスブルク戦(0-0)で21試合ぶりの無得点に終わり、連勝が8でストップした嫌な流れを断ち切る値千金の先制点。勢いに乗るドルトムントは前半24分にもギュンドガンの縦パスに反応した香川がPA手前から左足でミドルシュートを放つが、惜しくも左ポストに弾かれる。同35分にはDFシュメルツァーの左クロスからMFケールがヘディングシュート。しかし、これもクロスバーを直撃するなど、圧倒的に押し込みながら2点目を奪えず、前半は1-0で折り返した。

 後半に入っても、香川の勢いは止まらない。後半開始1分、MFブラスチコフスキの右サイドからの折り返しに香川が走り込み、右足で合わせるが、DFがブロック。後半10分にもDFピシュチェクの右クロスをFWレワンドフスキが落とし、香川が右足を振り抜いた。決定的な場面だったが、シュートはゴール右へそれ、思わず飛び跳ねて悔しがった。

 追加点こそ奪えなかったが、ブレーメンの反撃にも落ち着いて対応したドルトムントは香川の1点を守り抜き、1-0勝利。2試合ぶりの勝ち点3を獲得し、20試合負けなし(16勝4分)のクラブ記録を更新した。首位を快走するチームを牽引する香川はこれで今季リーグ戦9点目。2ケタ得点まで、あと1点に迫った。

 欧州の主要1部リーグで日本人選手が2ケタ得点を記録したのは98-99シーズンにセリエAで10得点を挙げた中田英寿氏(当時・ペルージャ)、06-07シーズンにブンデスリーガで11得点を記録した高原直泰(当時・フランクフルト)の2人だけ。絶好調の香川が残り8試合で2人を上回り、日本人史上最多ゴールを達成するのも、もはや時間の問題だ。


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