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ギグスが語る、赤い悪魔の首都での流儀

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 11-12シーズンは、マンチェスター・ユナイテッドにとって決して悪いシーズンではなかったとMFライアン・ギグスは語る。優勝こそマンチェスター・シティにさらわれたが、勝ち点89で同じ街のライバルに並んでいた。そして、何より印象に残る戦いを多く繰り広げてきた。安定した結果を残して、欧州CL出場権を獲得できた理由を、ギグスはロンドンに本拠地を置くクラブとの対戦結果にあると公式HPで語っている。

 実際に、マンチェスター・Uは11-12シーズンで、ロンドンのクラブに負けていない。ホームではトッテナム、アーセナル、チェルシー、フルハム、QPRの5クラブすべてに勝利しており、アウェーでも、チェルシー戦の1分け以外は4勝している。その中でも、ホームでアーセナルを8-2で下した一戦は、大きな意味があったとギグスは言う。

「チーム全体のパフォーマンスを見て、シーズンのハイライトともいえるのは、アーセナル戦だろうね。何年にもわたって優勝を争ってきたライバルから、8ゴールを挙げることなんて、なかなかできない。首都ロンドンで、僕たちはチェルシー戦以外、すべての試合に勝つことができた。とても良かったよ」と大ベテランは胸を張る。

 チェルシーとの引き分けについても、悪いイメージは残っていない。なぜなら、50分を過ぎても0-3とビハインドだった敵地での試合で、同点に追いついたからだ。

「この試合も、ここ数年間のライバルとの試合だったね。スタンフォードブリッジでは10年近く良い結果が出せていなかっただけに、価値あるドローだった。同点に追いつくことで、自信を保てた。最後にトロフィーを勝ち取れなかったことは運がなかったかもしれない。でも、シーズンを振り返れば、良いパフォーマンスができたと言えるんじゃないかな」と語った。

 2月に赤い悪魔との契約を1年延長しているギグスは、自身にとってユナイテッドでの22シーズン目を迎える。
 

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