beacon

カタール猫デイブ、イングランドへ行く…英代表選手たちを虜

このエントリーをはてなブックマークに追加

カタール猫デイブ

 イングランド代表はW杯トロフィーをカタールから持ち帰ることはできなかったが、かけがえのないパートナーを手にしたのかもしれない。DFカイル・ウォーカーとDFジョン・ストーンズが可愛がっていた猫デイブが代表チームが戻るイングランドで新生活を送ることが決まった。英『ザ・サン』が伝えている。

 ウォーカーとストーンズがデイブと出会ったのは、チームが滞在ホテルに到着した日だった。「角の曲がったところにテーブルがあったんだ。そこからデイブが飛び出してきた」(ストーンズ)。ストーンズはそれから毎晩、デイブと食事をともにした。

 イングランド代表はデイブを大会非公式マスコットとして採用。公式インスタグラムから猫愛好家に向けて最新情報の提供に勤しんだ。ウォーカーはすっかり情が湧いた様子。「もしW杯で優勝したら、我々と一緒に家に帰ろうと約束したんだ。最近は友だちと喧嘩しているようだが、デイブは元気だよ。縄張りとごはんを巡って争ったようだ。でも彼はうまくやっている。彼のことを聞いてくれてありがとう」と近況を試合前の会見で明かしていた。

 イングランドは10日の準々決勝でフランスに惜敗。W杯トロフィーを手にすることはできなかった。帰国の途につくイングランド代表。しかし、デイブとの別れを耐えることはできなかったようだ。デイブはイングランド行きが決定した。

 デイブは新生活のために避妊手術やワクチン接種などの治療を行うようだ。代表チームと帰国のタイミングは一緒ではなく、長期間の準備が済んだ後になる。それまでにウォーカーとストーンズのどちらが育てていくか、し烈な争いが繰り広げられる。

 なぜ、ここまでデイブは選手たちを虜にしたのか。カタール動物福祉協会のチーフであるジャネット・ベリーさんは今後デイブが旅立つまでのアシスタントを務める。ベリーさんは「デイブは本当に愛らしいおしゃべりな子。選手たちがゾッコンになったかは容易に理解できます」と語った。

TOP