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山下良美氏が女子W杯準決勝の第4審判員を担当へ…日本人初の決勝主審は次回大会に持ち越しか

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山下良美氏は準決勝の第4審判員に

 日本サッカー協会(JFA)は14日、16日に行われる女子ワールドカップ準決勝・オーストラリア女子代表対イングランド女子代表の第4審判員として山下良美氏、リザーブ副審として坊薗真琴氏が割り当てられたことを発表した。主審はアメリカのトリ・ペンソ氏が務める。

 昨年のカタールW杯で史上初となる女性審判員の一人に選出された山下氏は、今大会のトップレフェリーとして重要な試合を担当。開幕戦や前回大会の決勝カード・オランダ対アメリカなど3試合で主審を務めた。坊薗副審と手代木直美副審が山下主審チームのセットとなり、大きな混乱もなく見事なレフェリングを示している。

 ただ、今回の決定は少し残念なものかもしれない。男子W杯や世代別W杯を含めて決勝トーナメントで第4審判員を担当する審判員は、当該大会での主審の任務を終えたことが基本となっているためだ。同じアジアサッカー連盟(AFC)所属のオーストラリアが4強入りを果たしたことも影響してか、日本人初となる女子W杯決勝での主審担当の可能性は低くなったと言える。

 なお山下氏は現在37歳と若いため、次回大会も担当審判員に選出されることが期待できる。また、2010年の男子W杯では西村雄一氏が準決勝と決勝の両方で第4審判員に割り当てられたことも。山下氏が第4審判員として決勝を担当する場合は07年大会の大岩真由美氏以来、2人目の快挙となる。大岩氏も同大会で準決勝の第4審判員を務めていた。

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