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[Y☆voice221]桐光学園DF諸石健太(3年)_「必ずファイナリストに。夢で終わらせたくない」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第221回目は桐光学園DF諸石健太(3年)選手です。

 激戦区神奈川で連覇を達成した桐光学園。決勝戦では押される時間帯もあったが、諸石を中心とした屈強なDF陣が座間の攻撃を跳ね返し続けた。「必ずファイナリストに」。試合後にこの冬にかける思いを語ってもらった。(取材日:11月10日)

―さすが決勝戦。接戦になった。
「座間が徹底したサッカーをしてくるのは分かっていた。自分のベストパフォーマンスをしてチームを勢い付けられたらなと思って試合に入りました。前半は比較的いいサッカーが出来ていた。でも後半はさすが座間というか、自分たちの弱点を突くサッカーをしてきた。ただそこで失点しなかったのは大きかったと思います」

―混乱はなかった?
「全然なかったです。こういう展開はプリンスリーグでも経験しているので。攻め込まれても失点は少なかったので、『大丈夫だ、大丈夫だ』と思いながらプレーしていました」

―では想定内ということ?
「そうですね。佐熊先生とも話していたので、慌てずやれて、崩れなかったのは本当に大きいと思います」

―昨年に続く神奈川制覇。
「神奈川は連覇が少ないので、連覇の難しさは感じていた。出来るのかなと思った時期もあった。でもそんな時期を経て、連覇できたと思うと、本当に良かったと思います」

―選手権では優勝候補として注目されると思います。
「選手はみんな全然そんな風には思っていない。昨年も3回戦で負けているので、チャレンジャーとして臨みたい」

―組み合わせも気になりますね。(抽選会は19日)
「それは気になりますね。できれば強いところとやりたい。インターハイでは西日本のチームの粘り強さを実感した。挑戦したいという思いが強いですね」

―その夏のインターハイでは残念ながら8強止まりでした。
「でも三浦が優勝してくれたおかげで神奈川に注目が集まる。桐光が今度こそ優勝したいと思っています。必ずファイナリストになって、今度は桐光だよっていうのを日本中に知らしめたいです」

―今まで国立でプレーしたことは?
「ないですね。昨年の決勝の市船と四中工の試合もメインスタンドから見ていた。今年は必ずあのピッチに立ちたい。夢で終わらせたくないです」

―卒業後の進路は?
「大学に行きます。大学でサッカーを続けたいと思います」

―今年は春先にアンダー代表も経験しました。
「5月のスロバキア遠征とその前の94JAPANでイスラエル遠征に参加しました。94JAPANなんかは圧倒されてしまった。同い年とは思えないくらい衝撃を受けた。本当に行ってよかったと思います。そのおかげで今は常に世界を意識しています」

―同世代でプロに進む選手も多くいます。
「本当に今思うとプロに進む選手ばかりでした。小学生の時のチームメイトだったハーフナー・ニッキ(名古屋U18)も一緒に選出されていたのですが、彼らが来年トップチームに昇格するのはいい刺激になっていますね」

(取材・文 児玉幸洋)

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