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立正大淞南の新エースFW香西銀二郎は同点弾。決め続けてインハイ、選手権で必ず全国へ

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後半25分、立正大淞南高FW香西銀二郎が左足で同点ゴール

[3.12 中国高校新人大会1回戦 立正大淞南高 1-2 高川学園高]

 立正大淞南高(島根)は0-1の後半25分、連続攻撃から21年U-17日本高校選抜のFW香西銀二郎(2年)が同点ゴール。PAで前を向き、左足シュートをねじ込んでエースの仕事をしてのけた。

 チームメートを大興奮させた一撃。だが、終盤に突き放されて競り負けた。それだけに、香西は「前に攻めていた時もあればやられていた時間帯もあったんですけれども、自分が決めないと絶対に勝てないので、決定力を上げていけるように頑張ります」と誓っていた。

 香西は背後への鋭い抜け出しや競り合いの強さ、得点感覚の高さを備えたフィニッシャー。昨秋にU-17日本高校選抜の一員として出場したJヴィレッジドリームカップ・U-16日本代表候補戦では、左中間からドリブルで仕掛けて“ゴラッソ”の左足先制弾を叩き出している。

 この日は厳しい試合展開の中で同点ゴール。だが、再び勝ち越された後にも決定的なシーンがあっただけに、決められなかったことを悔しがった。「毎試合点を取らないと絶対に勝てないので頑張ります。自分が点を決めて勝つというのが目標なので、試合で存在感を出せるようにもっと頑張ります」。昨年はインターハイに出場したものの、チームは2年連続で選手権切符を逃しただけに必ず全国舞台に立ち、活躍することを期す。

 同じく昨年からの経験者であるMF肥塚秀斗(2年)やMFダ・シルバ・イゴル・ヤン(2年)とは「ミスが起きた時に話し合ったりとか、こういうのが嫌やでとか、個人の特長を出して行こうと練習から3人で言っている」という。

 ここから再び準備を進めて、プリンスリーグ中国、そしてインターハイ、選手権で全国へ・「中国新人負けて悔しいんで、絶対にインターハイと選手権は取りたいと思います」という思いを忘れず、目標を実現する。
 
(取材・文 吉田太郎)

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