FC東京U-18の1年生MF佐藤龍之介が初先発で堂々の動き。「得点を起こせる」「見ていてワクワクするような」選手に
[4.17 高円宮杯プレミアリーグEAST第3節 FC東京U-18 4-3 前橋育英高 東京ガス武蔵野苑多目的グランド]
FC東京U-18での公式戦初先発。「3年生とかでも出れていない人がいて、そういう責任とかあって、出るからには学年関係ないので、そこはチームを代表して堂々と勝ちに貢献するプレーをしたい」と語る注目ルーキーは、堂々のプレーで勝利に貢献した後、自分の思い、意見を自分の言葉でしっかりと表現していた。
U-16日本代表候補MF佐藤龍之介(1年=FC東京U-15むさし出身)はこの日、自分のやってきた準備に自信を持ち、イメージ通り、普段通りのプレー。同世代相手では抜きん出た力を持っていても、プレミアリーグで表現できるかどうかは別だ。それでも、佐藤は巧みなポジショニングでボールを引き出して繋ぐことや、ドリブルで鋭く前進することを目立つくらいに表現していた。
「今までの中学校から比べてプレミアリーグだと何倍も(レベルが)上がって、(以前は)自分がここでプレーすることをあまり想像していなかったんですけれども、練習を経験して、(力のある上級生の中で)練習を100%ですることで自分もできるんじゃないかと思って、その練習の延長線上に試合があって、プレーしている感じです」。本人も認めるようにフィジカル面はまだまだだが、FC東京U-18での日々によって強度、スピード感に慣れたMFは当たり方を工夫しながらマイボールにすることにも貪欲にチャレンジしている。
登録は167cm、59kgと特別なサイズのある選手ではない。トップチームへ昇格し、活躍するためには「点を起こせる選手でないと、トップで活躍することはできないと思います。シュートだけじゃなくて、パスとかの動き出しでスペースを作ったり、点を起こせるようになりたい」という考えだ。初先発のゲームでチャンスにも絡んだが、求めるのはもっと上のレベル。得点を決める、もたらす選手、そして観衆を「ワクワクさせる」選手になることが目標だ。
「見ていてワクワクするような選手になりたくて、ボールを持ったら何か起こるとか、点を起こしたり、観客が自分を見てくれるような選手になりたいです」。この日、紙一重の勝負で勝つ経験をしたMFは、大事にしてきた「楽しむ」ことをU-18チームでも続ける。
「自分がサッカー楽しめないと良いプレーができなくて、楽しくできないと視野も狭くなっちゃって硬いプレーになってしまうので、サッカーを楽しむことを大事にして、その上でこのチームの勝利にこだわっています」。
今年の目標はプレミアリーグ優勝。U-16日本代表としても、アジアの戦いがスタートするが、チームで勝利に貢献することを第一に考えている。「チームで頑張ってやった先に代表があって、そこは繋がっていると思っているので、代表だけちゃんとやるとか全く関係なくて、チームでやっていることをそのまま代表で表現してFC東京の代表としても行く訳なので、代表でも変わらないプレーをしたいです」。プレーも、ピッチ外の姿勢も魅力の注目ルーキー。新たな日常で自身を成長させ続けて、FC東京U-18、トップチーム、代表チームでの活躍に繋げる。
(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
●高円宮杯プレミアリーグ2022特集
FC東京U-18での公式戦初先発。「3年生とかでも出れていない人がいて、そういう責任とかあって、出るからには学年関係ないので、そこはチームを代表して堂々と勝ちに貢献するプレーをしたい」と語る注目ルーキーは、堂々のプレーで勝利に貢献した後、自分の思い、意見を自分の言葉でしっかりと表現していた。
U-16日本代表候補MF佐藤龍之介(1年=FC東京U-15むさし出身)はこの日、自分のやってきた準備に自信を持ち、イメージ通り、普段通りのプレー。同世代相手では抜きん出た力を持っていても、プレミアリーグで表現できるかどうかは別だ。それでも、佐藤は巧みなポジショニングでボールを引き出して繋ぐことや、ドリブルで鋭く前進することを目立つくらいに表現していた。
「今までの中学校から比べてプレミアリーグだと何倍も(レベルが)上がって、(以前は)自分がここでプレーすることをあまり想像していなかったんですけれども、練習を経験して、(力のある上級生の中で)練習を100%ですることで自分もできるんじゃないかと思って、その練習の延長線上に試合があって、プレーしている感じです」。本人も認めるようにフィジカル面はまだまだだが、FC東京U-18での日々によって強度、スピード感に慣れたMFは当たり方を工夫しながらマイボールにすることにも貪欲にチャレンジしている。
登録は167cm、59kgと特別なサイズのある選手ではない。トップチームへ昇格し、活躍するためには「点を起こせる選手でないと、トップで活躍することはできないと思います。シュートだけじゃなくて、パスとかの動き出しでスペースを作ったり、点を起こせるようになりたい」という考えだ。初先発のゲームでチャンスにも絡んだが、求めるのはもっと上のレベル。得点を決める、もたらす選手、そして観衆を「ワクワクさせる」選手になることが目標だ。
「見ていてワクワクするような選手になりたくて、ボールを持ったら何か起こるとか、点を起こしたり、観客が自分を見てくれるような選手になりたいです」。この日、紙一重の勝負で勝つ経験をしたMFは、大事にしてきた「楽しむ」ことをU-18チームでも続ける。
「自分がサッカー楽しめないと良いプレーができなくて、楽しくできないと視野も狭くなっちゃって硬いプレーになってしまうので、サッカーを楽しむことを大事にして、その上でこのチームの勝利にこだわっています」。
今年の目標はプレミアリーグ優勝。U-16日本代表としても、アジアの戦いがスタートするが、チームで勝利に貢献することを第一に考えている。「チームで頑張ってやった先に代表があって、そこは繋がっていると思っているので、代表だけちゃんとやるとか全く関係なくて、チームでやっていることをそのまま代表で表現してFC東京の代表としても行く訳なので、代表でも変わらないプレーをしたいです」。プレーも、ピッチ外の姿勢も魅力の注目ルーキー。新たな日常で自身を成長させ続けて、FC東京U-18、トップチーム、代表チームでの活躍に繋げる。
(取材・文 吉田太郎)
▼関連リンク
●高円宮杯プレミアリーグ2022特集