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[プリンスリーグ]攻撃サッカーの富山一が破竹の6連勝!(富山一vs新潟ユース)

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[5.3 JFAプリンスリーグ北信越1部第6節 富山一高 2-1 新潟ユース 富山一高G]

 JFAプリンスリーグ(U-18)北信越1部第6節、開幕5連勝で首位の富山一高(富山)対アルビレックス新潟ユース(新潟)は、後半ロスタイムにMF中田大貴が決めた決勝ゴールにより、2-1で富山一が勝った。

 首位攻防戦はお互いの気迫がぶつかり合った白熱の好ゲームとなった。全勝中の富山一は、絶対的なエースの鈴木勇二を怪我で欠き、代わりに一年生の前田翔一を先発起用。「前田を元気付けて、気持ちを持たせてプレーさせたかった」とDF女川勇人が語ったように、中田大貴、成田卓朗、吉崎堅翔らが一年生FWを強力バックアップし、立ち上がりから高い位置で起点を作ってリズムをつかんだ。

 藤城奨平と沖村圭祐のダブルボランチも積極的に攻撃に絡み攻撃の厚みをさらに持たせたことで、35分を過ぎると、試合は完全に富山一ペースに。すると41分、富山一はカウンターから吉崎、沖村と繋ぎ、最後は中田が豪快に先制点をゴールへと突き刺した。

 1-0で迎えた後半も、中田と女川を軸に、左サイドを制圧した富山一が支配する。だが、21分、新潟ユースのカウンターをくらうと、U-16日本代表FW川口尚紀が放ったシュートのこぼれを、交代出場のMF井上丈に押し込まれ同点に追いつかれてしまう。

 その後、勢いに乗った新潟ユースに押し込まれるが、GK井田裕也を中心に凌ぐと、「スー(鈴木)がいなくても自分達は勝つんだという気持ちが強かった」(女川)富山一は、後半終了間際に怒濤の猛攻を見せる。

 そして3分のロスタイムが終わろうとした48分、中田のドリブルがPKを誘発。これを中田自らが冷静に決め、最後まで攻めの姿勢を貫いた富山一が、破竹の6連勝を達成した。

(取材・文 安藤隆人)

特設:プリンスリーグ(U-18)2010
特設:プリンスリーグ北信越
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