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大宮、新助っ人の初ゴールでドロー。「ワシントンよりスピードはある」

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[8.22 J1第23節 大宮1-1千葉 NACK]

 大宮アルディージャは新加入のFWラファエルが来日初ゴールを奪い、1-1の同点に導いた。チームは最近3試合で1得点、7月に入っての7試合でも3得点と決定力不足に陥っていたが、待望のゴールハンターが現れた。

 後半17分に、左サイドをドリブルで突破し、千葉DF池田も交わして左足を一閃。華麗に同点弾を奪った。来日3試合目、先発2試合目で初ゴール。「気持ちよかったですね。試合中、90分間、サポーターの後押しがあった。あれだけ応援してくれたら、気持ちが乗るよ」とホーム戦での初ゴールに満面の笑みを浮かべた。

 190cmの長身で高さに注目が集まっていたが、足元の技術、スピードもある。この日は巧みなポストワークに加え、ドリブルも披露した。ごぼう抜きするようなタイプではないが、フェイントやステップを使い、うまくDFを交わしていた。元浦和のFWワシントンを髣髴させる。

 本人も「たぶん相手チームはハイボールをイメージしていると思うけど、下もあるんです。そこでも勝負したい。高さだけでなく、スピード、技術でも勝負できます。ワシントン? 偉大なストライカーですね。彼のような実績を残したい。タイプも似ていると思う。彼より、スピードはあるかな」とJを沸かせた元ブラジル代表FWのような活躍を宣言した。

 「90分間プレーしたのはまだ2回目だから、日本のサッカーにもっと慣れるために、ゲームをこなすことが必要。(そうすれば)もっともっと自分のいいところを見せられると思う。多くのゴールを決めて、勝利に貢献したい」。下位低迷を続ける大宮だが、ラファエルなら上位進出の“救世主”になれるかもしれない。

<写真>大宮FWラファエル
(取材・文 近藤安弘)

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