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クロスだったけど…山本真が劇的決勝点、清水が首位返り咲き

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[4.24 J1第8節 清水2-1大宮 アウスタ]

 今季いまだ無敗の清水エスパルスが勝負強さを発揮し、首位に返り咲いた。ホームに大宮アルディージャを迎えての一戦。後半13分、MF小野伸二の左サイドからのパスを受けたMF兵働昭弘がゴールほぼ正面から左足を振り抜き、先制のゴールを奪う。

 開幕戦以来の勝利を狙う大宮もこのままでは引き下がらない。後半31分、右CKからDF坪内秀介がヘディングで叩き込み、同点弾。DF深谷友基の負傷に伴い、センターバックに入った坪内のゴールで試合を振り出しに戻した。

 このまま1-1で終了かと思われた後半41分、清水は途中出場のMF山本真希が大仕事をやってのけた。右サイドでスローインを受けると、ドリブルで縦に持ち込み、深い位置からゴール前にクロス。これがそのままゴールマウスに吸い込まれる劇的な決勝点となった。

 クラブによると、幸運な形で本拠地・アウスタでの初ゴールを決めた山本真は「センタリングだったが、初めてアウスタでゴールを決めることができてよかった。ゴールを狙うというよりも、GKとDFの間に早いボールを入れようと思って蹴った。決まったときは頭が真っ白になって、喜び方を忘れてしまった」と素直に喜んでいた。

 次節は浦和との上位決戦。小野は「どこと対戦するときも同じ気持ちではあるが、自分が長く所属していたところなので、知っている選手も多く、懐かしさは感じる。ただ、相手がどこであろうと、自分たちの力を信じて勝ち点3を取ることを考えている」と話していた。

(文 西山紘平)

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