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柿谷の5戦ぶりゴールが決勝点、徳島が愛媛を下して暫定2位浮上

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[5.14 J2第12節 愛媛0-1徳島 ニンスタ]

 徳島ヴォルティスがFW柿谷曜一朗の開幕戦以来となる5試合ぶりのゴールで愛媛FCに1-0で勝利し、4位から暫定ながら2位へ順位を上げた。これで4試合負けなしと好調を維持している。

 後半17分、FW島田裕介からのパスを受けた柿谷がゴール正面から右足を一閃。ゴールネットへ決勝点を突き刺した。その後、同24分にはMF衛藤裕がMF越智亮介に倒されると、このプレーで越智が一発退場。数的有利となった徳島が逃げ切りに成功し、1-0で試合は終了。前節の京都戦(2-1)に続く、勝ち点3を手に入れた。

 試合後のテレビインタビューで柿谷は「J1昇格をめざしてやっているので、個人のプレーよりもチームが一丸となって頑張っている姿を見てほしい」と謙虚に語ったが、後半15分のシーンでは強引に自らドリブルで持ち込み、シュートを放つなど、試合を通じて積極的にシュートを狙っていった。かつて柿谷はU-17代表でエースFWとして活躍していた。ここ数年は世代別代表から離れているが、ロンドン五輪をめざす“ロンドン世代”の一員として、プレーするポテンシャルは持っている。所属先での活躍が続けば、U-22代表での復権も近づいてくるはずだ。

 一方、敗れた愛媛は4戦勝ちなし(3敗1分)と苦しい状況。前節でゴールを決めたFW齋藤学が連発を狙っていったが、枠を捉えることはできず。後半11分にMF赤井秀一が放ったシュートはポストを叩くなど、1点が遠かった。

(文 片岡涼)

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