beacon

宮吉の今季初ゴールで京都が競り勝つ、オーロイ不在の千葉は3戦白星なし

このエントリーをはてなブックマークに追加
[8.27 J2第26節 京都2-1千葉 西京極]

 京都サンガF.C.がFW宮吉拓実の今季初ゴールなどでジェフユナイテッド千葉に2-1で競り勝ち、2試合ぶりの勝ち点3を手にした。

 待ちに待った瞬間が訪れた。1-1で迎えた後半28分、京都は素早いリスタートから相手の集中が切れた瞬間を見逃さなかった。FW伊藤優汰のスルーパスから宮吉が独走。前に出てきたGKの動きをよく見て、右足ループシュートで鮮やかにゴールネットを揺らした。

「相手がセットプレーの場面でしっかりできていないところをうまく突けたと思う」。試合後のインタビューで胸を張った宮吉にとって待望の今季初ゴール。5月4日の鳥栖戦で左足第5中足骨を骨折し、全治約3ヵ月の重傷を負った。長期離脱後、7月18日の愛媛戦で復帰。8月に入ってからはこの日で4試合連続の先発出場と徐々にコンディションを取り戻し、ついにゴールという結果を残した。

「ここまで点が取れてなかったので、続けていきたい。毎試合、後ろの選手が頑張って守ってくれている。ここ数試合、前の選手が点を取れてなかったので、今日は勝ててよかった」と、値千金の決勝点に安堵の表情も浮かべていた。

 一方、千葉はこれで3試合連続白星なし(1分2敗)となった。FWオーロイの負傷離脱後、なかなか結果が出ず、この日はFW青木孝太とMF米倉恒貴が2トップを組む4-4-2にシステムを変更。前半19分にはMF佐藤勇人のスルーパスから米倉が決定機を迎えたが、シュートは枠を捉え切れなかった。

 逆に前半34分、京都のMFチョン・ウヨンのCKからMFファン・ゲッセルが痛恨のオウンゴールで先制点を献上。後半17分に佐藤の右クロスからMF村井慎二が同点ゴールを決め、チームとして3試合ぶりの得点を挙げたが、一瞬の隙から再び勝ち越しを許した。終盤はDF福元洋平を前線に投入し、パワープレーを仕掛けたが、追い付くことはできなかった。

「ゲキサカ」ショート動画

TOP