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千葉は新監督初陣飾れず、3戦白星なしで鳥栖、徳島と直接対決へ

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[10.23 J2第32節 栃木0-0千葉 栃木グ]

 昇格圏を追う6位栃木SCと5位ジェフユナイテッド千葉の一戦はスコアレスドローに終わり、互いに痛み分けとなった。ドワイト前監督を解任し、神戸清雄テクニカルダイレクターが新監督に就任した千葉は指揮官交代というショック療法で3試合ぶりの勝利を目指したが、勝ち点1を上積みするにとどまった。

 千葉は前半6分、MF村井慎二のスルーパスに抜け出したMF米倉恒貴が決定機を迎えるが、シュートはDFのブロックに阻まれる。同14分にはMF伊藤大介が積極的に右足でミドルシュートを放つも枠を捉え切れなかった。

 こう着状態が続く中、互いにセットプレーから先制点を狙う。栃木は前半34分にDF那須川将大が無回転FKを放つが、GK岡本昌弘が何とか前に弾く。すると千葉も同39分、MF佐藤勇人がやはりブレ球の直接FKでゴールを襲ったが、これもGK武田博行が好セーブでゴールを死守した。

 後半に折り返しても両チームが決め手を欠き、0-0のまま時間が過ぎる。千葉は後半28分、MF太田圭輔の右クロスに合わせた伊藤のヘディングシュートはGKの正面。同43分には伊藤の右FKからDF竹内彬がGKに競り勝ってヘディングで合わせたが、ゴール上に外れた。栃木もロスタイムに途中出場のFW廣瀬浩二がゴール前で決定機を迎えたが、振り向きざまのシュートはGKがビッグセーブ。0-0のまま勝ち点1を分け合った。

 連敗を2で止めたものの、3戦白星なし(1分2敗)となった千葉。初陣を勝利で飾れなかった神戸新監督だが、試合後のインタビューで「やるだけのことはやったし、選手もそれに応えてくれた。戦術的な規律もあったし、ファイトもしてくれた。勝ち点1しか取れなかったのは残念だけど、今後、大事な試合が続くので、それに向けてはいいリスタートを切れたと思う」と力説した。残り7試合で昇格圏までは勝ち点4差。26日には2位鳥栖、29日には3位徳島との昇格争い直接対決が続く。この日の勝ち点1がどういう意味を持つことになるか。今後の2試合が千葉の命運を握っている。

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