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仙台が赤嶺2発で神戸に勝利、最終節で4位奪取!!

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[12.3 J1第34節 仙台2-0神戸 ユアスタ]

 5位ベガルタ仙台がFW赤嶺真吾の2得点でヴィッセル神戸に2-0で勝利した。勝ち点2差の4位・横浜FMが鹿島と引き分けたため、勝ち点56で並ぶと得失点差で12上回り、順位の入れ替えに成功。4位への浮上を果たした。自力で天皇杯を制するか、ACL出場権を獲得した柏か名古屋が天皇杯で優勝すれば、ACL出場権を手にすることができる。

 最近4試合連続で無得点だった仙台だが、最終戦でエースFWが意地をみせた。まずは前半19分、MF松下年宏のパスを左サイドで受けたFW太田吉彰が左クロス。これにゴール正面の赤嶺が合わせて、ヘディングシュート。先制に成功した。その後もMF梁勇基のシュートがクロスバーを叩くなど、チャンスをつくった。前半を1-0で折り返した。

 雨の影響で大きく水溜りのできたピッチだったが、選手たちは必死にボールをつなぎ、攻めにかかる。すると後半35分、梁の右CKはクリアされ、PA外へ流れるも、拾った松下が右足シュート。これをゴール正面の赤嶺がコースを代え、シュートはゴールネットを揺らした。ゴールに対して横を向きながらも、左足を回しこんでのトリッキーなプレー。赤嶺の今季14点目が決まった。2-0で試合は終了。仙台が10月15日の福岡戦(3-0)以来、5試合ぶりの白星を飾った。

 試合後、最終節での逆転で4位浮上を果たした仙台の手倉森誠監督は「最後にこういう結果が待っているのか」と感慨深げにコメント。3月11日の東日本大震災でホームタウンの宮城県仙台市は大きな被害にあった。震災後は関東で練習を行うなど、多くの困難に見舞われた。しかし、震災の影響で延期されていたJリーグの再開後、仙台は12戦無敗(7勝5分)と大躍進。終盤に勝ちきれず、14勝14分6敗の4位で今季を終えたが、指揮官はこの1年間を「東北に勇気と感動を与えようという一心で選手たちは頑張ってくれたと思う」と振り返った。

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