beacon

[CL]アーセナル、レワンドフスキの一発に沈みCL初黒星

このエントリーをはてなブックマークに追加

ホームで1-2 宮市はベンチ入りせず

 22日に行われたチャンピオンズリーグ・グループF第3節、アーセナル対ボルシア・ドルトムントの一戦は、アウェーのドルトムントが2-1で勝利を収めた。アーセナルFW宮市亮はベンチ入りしなかった。

 試合は序盤から一進一退の攻防を見せる。しかし、徐々に主導権を握り始めたのはアウェーのドルトムントだった。中盤で果敢にプレスをかけるドルトムントは、奪うとすかさず攻撃に出る。11分にはロイスが右足で鋭いミドルシュートを放った。

 試合にうまく入ったドルトムントは16分、先制ゴールを奪う。相手ゴールに近い位置でラムジーのボールを奪ったロイスからレヴァンドフスキ、ムヒタリャンとつなぎ、ムヒタリャンの左足のシュートがゴールに突き刺さった。

 先制されたアーセナルは21分に最初のチャンスを迎える。右サイドでジルーがシュメルツァーを弾き飛ばしてボールに追いつくと、ドリブルを仕掛けてフンメルスのファウルを誘った。そのFKをエジルが蹴り、ファーサイドでコシールニーがヘディングを放ったが、これは枠をとらえなかった。

 アーセナルは29分、ロシツキが高い位置でボールを奪い、素早く前線にスルーパス。ウィルシャーが走り込んでチャンスを迎えたが、GKヴァイデンフェラーの鋭い飛び出しにここはうまく防がれた。だが、ドルトムント優勢だった流れを少しずつ引き戻していく。

 37分、左サイドにエジルが抜け出す。低いクロスが一旦は阻まれたものの、それを拾ったロシツキが強烈なミドルシュート。GKバイデンフェラーを破ったが、ゴールライン際まで戻っていたフンメルスのクリアに遭い、これも得点には至らない。

 怒涛の攻撃を見せるアーセナルは41分、ついに同点弾を手にする。ウィルシャーのパスを受けたサニャが、浅い位置からクロス。スボティッチ、ジルー、GKバイデンフェラーの3者が交錯する形になり、こぼれた球がジルーの足元へ。ジルーはそれを難なく蹴り込み、前半のうちにスコアをタイに戻した。

 同点で後半を迎えたアーセナルは58分、ウィルシャーに代えてカソルラを投入。攻撃に変化をつける。すると60分、エジルがワンツーで右サイドを突破。ペナルティーエリア内に侵入したが、最後はフンメルスに防がれた。

 ドルトムントも66分、選手交代を行う。ブワシュチコフスキの代わりにオーバメヤン、ムヒタリャンの代わりにホフマンを投入。一挙2枚替えで、終盤戦に備える。

 アーセナルは68分、細かいパスワークで右サイドを破り、エジルのパスが中央のカソルラに渡る。カソルラが放ったミドルシュートはバーに嫌われ、惜しくもゴールとはならなかった。

 ボールを保持して完全に主導権を奪ったアーセナルだったが、フィニッシュの場面で精彩を欠く。チャンスを逃し続けていると、81分にまさかの逆転弾を喰らった。駆け上がったグロスクロイツのクロスをレワンドフスキにボレーで合わされ、カウンターから失点を喫した。

 アーセナルは再び同点にするべく最後まで攻めたが、ドルトムント守備陣を崩し切ることはできず。試合を支配していたアーセナルだったが、相手エースの一発に沈みホームで黒星を喫している。

▼関連リンク
欧州組完全ガイド
欧州CL13-14特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP