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連勝は6でストップも10人の甲府が追いつきドロー、富山は最下位転落

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[8.19 J2第29節 富山1-1甲府 富山]

 首位ヴァンフォーレ甲府は敵地で21位カターレ富山と対戦し、1-1で引き分けた。前半16分に先制を許すと、同27分に退場者を出し、数的不利に追い込まれる。それでも後半5分にMF柏好文が同点ゴール。連勝は6で止まったものの、11戦無敗(8勝3分)で勝ち点1を上乗せし、首位をキープした。一方の富山は引き分けたものの最下位・22位へ転落。この結果、鳥取が19位、前節終了時は最下位だった町田が20位へ順位を上げた。

 試合が動いたのは前半16分だった。中央でボールを奪った富山がカウンターから先制に成功した。相手の最終ラインからのボールをハーフウェーライン付近のMF関原凌河が胸でカット。こぼれを拾ったMF木村勝太が中央の関原へ戻すがDFに弾かれる。こぼれを拾った木村が右サイドへ展開すると、MF大西容平の右クロスから最後はMF國吉貴博がヘディングシュート。一度は荻晃太に弾かれるも、跳ね返りを自ら押し込んだ。

 鳥栖から期限付き移籍したばかりの國吉が移籍後初先発を果たすと、早くもゴールという結果を残した。富山が先制に成功した。さらに同27分には富山に追い風。MF山本英臣がハーフウェーライン付近でパスを受けたMF平出涼への肘打ちで一発退場。1点リードの富山が数的有利に立った。そのまま前半を折り返す。

 後半開始とともに追いつきたい甲府はFW永里源気に代わって、FWフェルナンジーニョを投入。するとフェルナンジーニョが起点となり、幾度もチャンスをつくりだす。後半開始1分には、左サイドからドリブルで持ち込んだフェルナンジーニョが中央へ折り返す。パスを受けたFW青木孝太がターンからシュートを打つもサイドネットへ外れた。

 それでも後半5分、10人の甲府が追いつく。フェルナンジーニョとのパス交換からDF福田俊介が右サイドへ抜け出してクロスを入れる。ファーサイドへ飛び込んだ柏がヘディングシュートを叩き込んだ。1-1に追いついた。その後も甲府が果敢に攻めた。後半9分にはフェルナンジーニョがドリブルで崩すと、最後はMF伊東輝悦がシュート。ポスト右へ外れていった。結局試合は1-1で終了。逆転はならなかったものの、10人の甲府が追いつき、勝ち点1を手に入れた。

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