beacon

F東京vs千葉 試合後の選手コメント

このエントリーをはてなブックマークに追加
[4.18 J1第6節 F東京1-2千葉 国立]

 J1第6節は18日、各地で6試合を行い、国立競技場ではFC東京ジェフユナイテッド千葉が対戦。F東京は前半18分、MF石川直宏が先制点を決めたが、千葉は後半41分にFW巻誠一郎、ロスタイムにFW深井正樹がゴールを決め、2-1の逆転勝利で今季公式戦初勝利を挙げた。


●MF石川直宏
「去年の最終節は僕は出ていなかったけど、外から見ていて悔しかったし、同じ過ちを繰り返しちゃいけないと思っていた。相手は下位だけど、気持ちが入っていたし、嫌なサッカーをしてきた。手ごわかった。鹿島戦に続いて悔しい思いをしている。サポーターのブーイングはこたえるけど、それを力にして絶対に勝ちたい」

●MF羽生直剛
「2点目を取りたかったというのが最後に悪い方に出た。1-0と割り切って守りを固めるのか、2点目を取って完全にゲームをクローズさせるのか。きょうの流れなら、結果的には後ろにブロックを敷いて(試合を)終わらせてもよかった。バランスを崩して走っているところもあった。星を五分に戻すのが目標で、勝たなくちゃというのがあった」

●MF米本拓司
―初先発だったが?
「自分のできることをやるだけだし、それは先発でも途中出場でも変わらないと思っていた。守備は通用するのが分かったし、あとはもっとボールに絡んで、チームのリズムをつくれるようにしたい」
―監督の指示は?
「失敗してもいいから思い切ってやってこいと。取られても切り替えろと」
―緊張は?
「緊張はしたけど、逃げる場所はないし、割り切ってやれた。試合の前の日の方が緊張した。ひとりで部屋にいると考えちゃうし。試合になればやってやるという気持ちになれた」

<千葉>
●FW巻誠一郎
―初勝利だが?
「内容は手放しでは喜べない。満足できる試合内容じゃないけど、勝ち点3を取れたことは今後に向けてすごく自信になると思う。勝ちに見放されているという感じで、長かった。我慢する時間が長かったけど、勝利のためにやり続けなければならないと思っていた」
―前節は試合後ブーイングも受けたが?
「サポーターの気持ちは痛いほど分かるし、全力でプレーすることでしか解決できないと思っていた」
―ゴールシーンは?
「長い距離を走ったことで、相手もマークに付くことができなかったのかなと思う。自分たちの時間が少なくて、孤立するというか、ワンチャンスを狙うという感じだったけど、必ず流れは来ると信じてプレーしていた。あのゴールでポジティブな気持ちになったし、残り時間は少なかったけど、追加点を取れるんじゃないかと思って急いでセンターサークルに戻った」
―前半はロングボールが多かったが?
「ラインを下げられたのが最大の理由。もっとラインを押し上げたかった」
―谷澤が入ってリズムも変わった?
「谷澤はアクセントになるし、プレーのリズムをつくってくれる。タメもできるし、中盤を押し上げる時間もつくれた。全体を通してはもう少しラインを高くしたい。最近は試合の内容も良くなってきていたから、こうなって残念。こういう試合は1年に何回もない」
―F東京戦は劇的な試合が多いが?
「前回のイメージはあった。行けるんじゃないかという雰囲気が、僕らにもサポーターにもあったと思う」

●FW深井正樹
「疲れました。いい試合をしても勝てない試合が続いていて、サポーターにも悔しい思いをさせてきた。何とか1勝がほしかった。勝てない中でもみんな前向きに練習していたし、いつか結果が付いてくると信じていた。立ち上がりからペースを握られて苦しい展開だったけど、巻のゴールでみんないけるぞという前向きな気持ちになれた」

●MF谷澤達也
「どこかで流れは変わると思っていた。1点目がいい流れで取れて、去年の最終節のような勢いがあった。やっていて、そんな(逆転できる)雰囲気があった。相手の2点目がオフサイドになったり」
―初勝利だが?
「ホッとしたけど、これから大事な試合が続くと思うので。去年は11試合勝利がなかったし、去年の方が試合内容も悪かった。去年よりはいいというのはみんな思っていたし、気持ち的には余裕があった」

(取材・文 西山紘平)

TOP