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GKがまさかの判断ミス、痛恨ドローで千葉は8戦未勝利

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[8.29 J1第24節 横浜FM1-1千葉 ニッパ球]

 ジェフユナイテッド千葉が痛恨の失点で勝ち点3を逃し、8試合勝利なし(4分4敗)となった。前半4分、FW巻誠一郎のスルーパスに反応したFWネット・バイアーノがPA内で倒され、PKを獲得。これをネットが自ら落ち着いて決め、先制点を奪った。

 横浜F・マリノスは後半開始からFW坂田大輔を投入。これで流れが変わり、試合は一方的な展開となった。それでもGK櫛野亮の好セーブなどで耐えていた千葉だが、後半25分、その櫛野の痛恨のミスで同点ゴールを許してしまう。

 MF松田直樹がハーフウェーライン手前から前線にロングフィード。難なくGKが処理できるように見えたボールだったが、櫛野は目測を誤り、ボールを後方にそらしてしまった。詰めていたのは1分前に投入されたばかりのFW金根煥。金のファーストタッチが貴重な同点ゴールになった。

 その後も互いに決定機はあったが、両チームともに決め切れず、1-1でドロー。7試合負けなしとなった横浜FMだが、そのうち5試合は引き分け。勝ち切れないのは江尻篤彦監督就任後未勝利の千葉も同様で、神戸、大宮という残留争いのライバルがそろって勝ったこともあり、いよいよJ1残留に黄信号が灯ってきた。

(文 西山紘平)

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