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首位・京都は富山とドロー、連勝は5でストップ

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[6.2 J2第17節 富山1-1京都 富山]

 J2の第17節が2日に各地で行われた。首位京都サンガF.C.は敵地で19位カターレ富山と対戦し、1-1で引き分けた。京都の連勝は5でストップ。勝ち点1を上乗せしたものの、この後に行われる試合で2位千葉、3位山形が勝利した場合は勝ち点「1」差で下回り、首位陥落となってしまう可能性が出てしまった。一方の富山は今季初の連勝は果たせなかった。

 MF中山博貴を累積警告による出場停止で欠く京都は、MF倉貫一毅がボランチで先発した。序盤こそ試合の主導権を握りかけた京都だったが、ミスを突かれて痛恨の先制点を奪われてしまう。前半10分、MFソ・ヨンドクのプレッシャーを受けた倉貫がバックパスをミス。これをかっさらったFW黒部光昭が冷静にドリブルで前進し、ゴール正面から右足シュートを決めた。富山が1-0とリードを奪った。

 追いつきたい京都だったが、なかなか決定機がつくれない。前半40分にはMF工藤浩平の左クロスに飛び込んだFW宮吉拓実がヘディングシュート。これはわずかにポスト左へ外れていった。1点が遠い。それでも前半終了間際の43分、縦パスから右サイドへ抜け出したDF安藤淳がDFを背負いながら、PA内へ技ありパス。これに走り込んできたMF中村充孝がPA内でDF吉川健太に倒されて、PKを獲得した。中村が自らゴール右へ冷静に決めて、1-1。同点に追いつく。

 しかし直後に京都にアクシデント。前半終了間際のロスタイム2分、FWサヌが右足太腿裏を痛めてしまい負傷交代。代わってFW原一樹が出場した。そのまま前半を折り返す。

 後半に入ってもなかなかスコアは動かない。富山はセットプレーからゴール前へ攻め込むがシュートは打てず。後半20分には先制点の黒部に代えて、MF谷田悠介。同28分にはMF西野誠に代わり、FW平野甲斐が出場した。対する京都は後半29分に宮吉に代わって、MF駒井善成。同37分には最後の交代カードを切り、倉貫に代えて、MF内藤洋平をピッチへ送った。

 終盤には京都が押し込む。前線へのロングボールを工藤が頭で落とし、こぼれを拾った内藤が展開。スルーパスに抜け出した駒井がGKとの1対1に持ち込んだが、シュートはわずかにポスト左へ外れた。後半44分にはPA右から工藤が放ったシュートはGKに弾かれる。こぼれに駒井が詰めたが、DFにクリアされた。勝ち越し弾は生まれない。

 終了間際のロスタイム1分には富山が決定的なチャンスを迎える。カウンターから左サイドへ抜け出した平野がGK水谷雄一との1対1に持ち込んだが、シュートを決めきることはできなかった。3分間のロスタイムでも試合は動かず。1-1で試合は終了。勝ち点1を分け合った。

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