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岐阜は開幕戦以来の複数得点も富山と引き分ける

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[7.15 J2第24節 岐阜2-2富山 長良川]

 FC岐阜はホームでカターレ富山と対戦し、2-2で引き分けた。岐阜はこれで3試合勝ちなし(2分1敗)、富山は3試合連続の引き分けで8戦勝ちなし(4分4敗)となった。

 先制は富山だった。前半8分、MF木村勝太が豪快ミドルを突き刺した。だが岐阜も同45分、カウンターからゴール前でFW佐藤洸一がMF染矢一樹からのリターンパスを受けると、ダイレクトで蹴りこみ、前半のうちに試合を振り出しに戻すことに成功した。

 後半に入っても先手を取ったのは富山。後半開始3分、今度はFWソ・ヨンドクが無回転ミドルを放つと、GK時久省吾の前で大きく変化。なんとか体に当ててバーに当たるが、そのままゴールに吸い込まれていった。

 だが後半18分、今度は岐阜のFW樋口寛規が左サイドから中に切り込むと迷わず右足を振り抜く。「相手にうまいこと当たってくれた」と試合後のインタビューでハニかんだ樋口だが、「中に切り込んでのシュートは狙っていた」と会心のゴールを振り返っていた。

 試合後、岐阜のキャプテンのDF服部年宏は「最低限の結果。2点取れたからOKではなく、3点目を取れるようなサッカーをしなければならない」と開幕戦以来の複数ゴールにも、あえて厳しめの口調で話していた。

 なお怪我で出遅れていた富山MF朝日大輔がようやく今季初出場を果たした。19位と下位に沈む富山だが、昨年、一昨年と全試合にスタメン出場を果たしているベテランの復帰は、今後巻き返しを図る上でも明るい材料だ。

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