[天皇杯]岐阜vs千葉 試合後の選手コメント
[11.15 天皇杯4回戦 岐阜1-0千葉 熊谷陸]
天皇杯4回戦は15日、残り5試合を行い、熊谷運動公園陸上競技場ではFC岐阜とジェフユナイテッド千葉が対戦。岐阜は前半ロスタイムにDF吉本一謙が先制点を決めると、粘り強いディフェンスで千葉の反撃を封じ、1-0で逃げ切った。これで12月12日の準々決勝進出が決定。岐阜にとっては初のベスト8進出となった。
以下、試合後の選手コメント
<岐阜>
●MF菅和範
―どこまで勝ち進みたい?
「理想は優勝だけど、そんな甘くないし、1つ1つ勝っていけば最高の結果になる。目の前の相手に勝っていくだけ」
―試合前はどんな話を?
「いつもと変わらずやっていこうと。J1相手だと意識しちゃうけど、リーグ戦同様、自分たちの良さを出していこうと。勝てると思ってなかったわけじゃないけど、試合中は手応えがなくて、(試合終了の)笛が鳴ったときに勝てたんだなと思った」
●DF吉本一謙
「J1のチームに勝てたことはうれしいし、自信にもなる」
―得点シーンは?
「ソメくん(染矢)が蹴ったボールがニアで相手にカットされて。最初は“あー”という感じで、それで気配が消えたのか(笑)。たぶん相手が空振りして、自分が押し込めた」
―完封だったが?
「チームとして無失点で抑えたのはいいこと。でも、個人としてはあのポジション(センターバック)で90分出れないのは納得できない。足をつって代えられちゃうんじゃまだまだだと思う」
―巻と激しく競り合ったが?
「僕は特にヘディングにこだわりを持っている。ヘディングだけならJ1でも通用するように意識しているし、プライドを持ってやった。前から守備してくれて、後ろは限定しやすかった。守りやすかったし、欲を言えば、もう1点ほしかった」
―サポーターに「元旦まで行っちゃいますか!」と叫んでいたが?
「ちょっと調子に乗って言っちゃいました。でも、そういう気持ちを持って、1日でも長くできるように頑張りたい」
―岐阜の歴史も変えた?
「昨日もJ2のチームが負けていて、自分たちは絶対に残ってやろうと思っていた。J2の代表という気持ちもあるし、岐阜の代表という気持ちもある。そうやってどんどん自分たちが歴史をつくっていければ」
―こんなに足をつる試合はない?
「あまりない。僕の場合、緊張とか、今日みたいにヘディングが多いと足をつりやすくなる。みんな限界まで走ったのかな。監督も“そこだけは負けるな”と言っていたし、気分良く帰れます」
●DF田中秀人
「上のカテゴリーのチームに勝てたことはうれしい。来年は一緒のカテゴリーになって対等にやらなきゃいけない相手だけど、現時点では僕たちは挑戦者。自分たちの色を出すことだけを考えた」
―完封に抑えたが?
「危ないシーンもあったけど、無失点に抑えられたのはDFラインにとって自信になる。1人で止められなくてもカバーしてという守備を1年間やってきた。個と組織の戦いで、いい部分が出て結果につながった」
―準々決勝に向けては?
「もう1つレベルの高いチームになる。でも1年間やってきたことを最大限出すだけ。その上で結果を求めていきたい」
●GK野田恭平
「立ち上がりの危ないシーンで失点しなかったのが大きい。セットプレーで前半終了間際に取れたのもよかった。序盤は守備がはまらなくてチャンスをつくられたけど、そのあとはDFが上手く対応していたと思う」
<千葉>
●FW巻誠一郎
「チャンスはたくさんあったし、そこをゴールに結び付けられなかったことでこういう結果になった。こういうトーナメントは一発勝負。どれだけ集中してミスを減らすかが大事なのに、ミスも多かったし、チャンスも逃したから、こういう結果だったと思う」
●MF工藤浩平
―メンタル面の影響があった?
「試合前に監督も“そういう言い訳は利かない”と話していた。こういう試合はセットプレーが大事なのに、そこで失点して。悔しいし、いろんな人に申し訳ない」
―岐阜の印象は?
「スカウティングビデオだともう少しつないで来る感じだったけど、思ったよりも長いボールが多くて、セカンドボールを拾えないときにやられていた」
―ブーイングも飛んだが?
「もちろん全力で残り3試合をやるしかない。1分1秒無駄にできない。しっかりしたゲームをして、いい形で終われるようにしたい」
―試合後は涙を流していたが?
「本当に悔しかった。降格が決まって、今日勝てばリーグ戦が終わっても、このチームで試合をしていける。重要な試合だったし、本当に勝ちたかった」
―気持ちの立て直しは難しかった?
「負けてしまったので、そう言われるけど、しっかり準備してきたつもりだし、これが僕らの実力」
―来季、J2で対戦する相手だったが?
「そんな簡単なリーグでもないし、すごい難しくなると思う。このままだったら絶対に1年で(J1に)上がれない。ジェフは強いというイメージを与えておきたかった。レベルの差はなかった試合だし、しっかり心構えをしないといけない」
●DF福元洋平
「降格が決まって、意気込みとか気持ちをプレーで見せなきゃいけない試合だったけど、そういう試合ができなくて残念。先に点を与えると、守備は堅くなる。先制点に注意していたけど、ミスから失点してしまった」
(取材・文 西山紘平)
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天皇杯4回戦は15日、残り5試合を行い、熊谷運動公園陸上競技場ではFC岐阜とジェフユナイテッド千葉が対戦。岐阜は前半ロスタイムにDF吉本一謙が先制点を決めると、粘り強いディフェンスで千葉の反撃を封じ、1-0で逃げ切った。これで12月12日の準々決勝進出が決定。岐阜にとっては初のベスト8進出となった。
以下、試合後の選手コメント
<岐阜>
●MF菅和範
―どこまで勝ち進みたい?
「理想は優勝だけど、そんな甘くないし、1つ1つ勝っていけば最高の結果になる。目の前の相手に勝っていくだけ」
―試合前はどんな話を?
「いつもと変わらずやっていこうと。J1相手だと意識しちゃうけど、リーグ戦同様、自分たちの良さを出していこうと。勝てると思ってなかったわけじゃないけど、試合中は手応えがなくて、(試合終了の)笛が鳴ったときに勝てたんだなと思った」
●DF吉本一謙
「J1のチームに勝てたことはうれしいし、自信にもなる」
―得点シーンは?
「ソメくん(染矢)が蹴ったボールがニアで相手にカットされて。最初は“あー”という感じで、それで気配が消えたのか(笑)。たぶん相手が空振りして、自分が押し込めた」
―完封だったが?
「チームとして無失点で抑えたのはいいこと。でも、個人としてはあのポジション(センターバック)で90分出れないのは納得できない。足をつって代えられちゃうんじゃまだまだだと思う」
―巻と激しく競り合ったが?
「僕は特にヘディングにこだわりを持っている。ヘディングだけならJ1でも通用するように意識しているし、プライドを持ってやった。前から守備してくれて、後ろは限定しやすかった。守りやすかったし、欲を言えば、もう1点ほしかった」
―サポーターに「元旦まで行っちゃいますか!」と叫んでいたが?
「ちょっと調子に乗って言っちゃいました。でも、そういう気持ちを持って、1日でも長くできるように頑張りたい」
―岐阜の歴史も変えた?
「昨日もJ2のチームが負けていて、自分たちは絶対に残ってやろうと思っていた。J2の代表という気持ちもあるし、岐阜の代表という気持ちもある。そうやってどんどん自分たちが歴史をつくっていければ」
―こんなに足をつる試合はない?
「あまりない。僕の場合、緊張とか、今日みたいにヘディングが多いと足をつりやすくなる。みんな限界まで走ったのかな。監督も“そこだけは負けるな”と言っていたし、気分良く帰れます」
●DF田中秀人
「上のカテゴリーのチームに勝てたことはうれしい。来年は一緒のカテゴリーになって対等にやらなきゃいけない相手だけど、現時点では僕たちは挑戦者。自分たちの色を出すことだけを考えた」
―完封に抑えたが?
「危ないシーンもあったけど、無失点に抑えられたのはDFラインにとって自信になる。1人で止められなくてもカバーしてという守備を1年間やってきた。個と組織の戦いで、いい部分が出て結果につながった」
―準々決勝に向けては?
「もう1つレベルの高いチームになる。でも1年間やってきたことを最大限出すだけ。その上で結果を求めていきたい」
●GK野田恭平
「立ち上がりの危ないシーンで失点しなかったのが大きい。セットプレーで前半終了間際に取れたのもよかった。序盤は守備がはまらなくてチャンスをつくられたけど、そのあとはDFが上手く対応していたと思う」
<千葉>
●FW巻誠一郎
「チャンスはたくさんあったし、そこをゴールに結び付けられなかったことでこういう結果になった。こういうトーナメントは一発勝負。どれだけ集中してミスを減らすかが大事なのに、ミスも多かったし、チャンスも逃したから、こういう結果だったと思う」
●MF工藤浩平
―メンタル面の影響があった?
「試合前に監督も“そういう言い訳は利かない”と話していた。こういう試合はセットプレーが大事なのに、そこで失点して。悔しいし、いろんな人に申し訳ない」
―岐阜の印象は?
「スカウティングビデオだともう少しつないで来る感じだったけど、思ったよりも長いボールが多くて、セカンドボールを拾えないときにやられていた」
―ブーイングも飛んだが?
「もちろん全力で残り3試合をやるしかない。1分1秒無駄にできない。しっかりしたゲームをして、いい形で終われるようにしたい」
―試合後は涙を流していたが?
「本当に悔しかった。降格が決まって、今日勝てばリーグ戦が終わっても、このチームで試合をしていける。重要な試合だったし、本当に勝ちたかった」
―気持ちの立て直しは難しかった?
「負けてしまったので、そう言われるけど、しっかり準備してきたつもりだし、これが僕らの実力」
―来季、J2で対戦する相手だったが?
「そんな簡単なリーグでもないし、すごい難しくなると思う。このままだったら絶対に1年で(J1に)上がれない。ジェフは強いというイメージを与えておきたかった。レベルの差はなかった試合だし、しっかり心構えをしないといけない」
●DF福元洋平
「降格が決まって、意気込みとか気持ちをプレーで見せなきゃいけない試合だったけど、そういう試合ができなくて残念。先に点を与えると、守備は堅くなる。先制点に注意していたけど、ミスから失点してしまった」
(取材・文 西山紘平)
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