beacon

仙台がG大阪に執念ドロー。梁が凱旋の2発!

このエントリーをはてなブックマークに追加
[3.28 J1第4節 G大阪2-2仙台 万博]

 ベガルタ仙台が強豪・G大阪を相手に、土壇場で引き分けに持ち込んだ。立役者はプレッシャーのかかる中で2度のPKを決めた司令塔MF梁勇基だ。

 前半はシュート2本しか打てずに苦しんだが、何とか0-0で折り返した仙台。粘り強いプレーが実り後半9分にPKをゲット。これを梁が落ち着いて決めて先制した。

 その後、後半34分に日本代表MF遠藤保仁にPKを決められて同点にされ、そして同40分に売り出し中のFW平井将生のゴールで逆転されたが、ロスタイムに、執念の同点劇が待っていた。

 右サイドからのクロスにG大阪DF山口智がハンドをしてしまいPKをゲット。まさに生死を分ける緊張のキックだったが、梁が再び落ち着いて決めて2-2の同点に追いついた。

 梁にとっては大阪は地元で、まさに“凱旋ゴール”を決めた形。PK以外にも、さすがは北朝鮮代表のプレーを随所に発揮した。スポーツニッポンweb版によると、家族や同級生、高校時代の恩師が応援にきていたそうで、梁は「勝っているところを見せられれば一番よかったと話したという。だが強豪に引き分けたことは、今後をにらんでも価値がある。

(文 近藤安弘)

TOP