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F東京、ルーキーの起用がズバリ。7試合ぶりに白星つかむ

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[5.9 J1第11節 山形0-3F東京 NDスタ]

 FC東京がルーキーと大黒柱の得点でモンテディオ山形に3-0勝利。3月28日の大宮戦以来、リーグ戦7試合ぶりの白星をつかんだ。

 ルーキーのFW重松健太郎が5試合ぶりに先発復帰。平山相太と2トップを組んだが、この起用がズバリと当たった。前半25分、平山の落としから松下年宏、そして最後は重松に渡り、角度のないところから左足シュート。4試合ぶりの今リーグ戦3得点目は、敵地での貴重な先制点となった。

 その後、勢いに乗ったFC東京が攻め立てる。迎えた前半38分、元日本代表MFでチームリーダーの羽生直剛が正面から強烈なミドルシュート。右ポストの内側かすめてゴールに突き刺した。

 後半、山形もリズムを取り戻したが、同9分、FC東京は松下に代えて司令塔の梶山陽平を投入。さらに同24分には羽生に代えてFW鈴木達也をピッチへ送り追加点を狙った。そして迎えた後半34分、日本代表MF石川直宏のCKを日本代表DF今野泰幸が左足で泥臭く押し込み3-0と勝負あり。完封で勝ち点3をつかんだ。

 7試合ぶりの勝利だが、それでも城福浩監督にうれしさはなし。試合後のインタビューでは「攻めながら3点しかとれなかったので、満足していない。僕たちは目指しているところがある。きょう、帰るまでは喜んでいいが、明日からは切り替えないといけない」と険しい表情を浮かべ、さらなる巻き返しを誓っていた。

(文 近藤安弘)

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