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チョ・ヨンチョルが3得点を演出!!新潟が福岡に3発勝利

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[3.5 J1第1節 福岡0-3新潟 レベスタ]

 アルビレックス新潟が敵地でアビスパ福岡に3-0で勝利した。MFチョ・ヨンチョルが全得点に絡む活躍をみせて、チームを開幕戦勝利に導いた。

 新潟は4-4-2システムを採用し、GKは東口順昭、4バックは右から藤田征也、千葉和彦、石川直樹、酒井高徳。中盤は小林慶行、本間勲のダブルボランチで右に三門雄大、左にチョ・ヨンチョル。2トップはミシェウと新加入のブルーノ・ロペスが務めた。

 攻撃の柱であったMFマルシオ・リシャルデスが浦和へ移籍。攻撃の穴が不安視されていたがMFチョ・ヨンチョルとブラジルからの新助っ人FWブルーノ・ロペスが一蹴してみせた。前半をスコアレスで折り返すと、試合は後半に大きく動いた。後半7分、DF藤田征也からのパスに抜け出したチョが右クロス。これをFWミシェウが右足で流し込み、先制に成功した。

 さらに同24分にはチョが左サイドをドリブル突破。DFを振り切りクロスを上げると、GK正面に流れたボールをブルーノが頭で合わせて追加点を決めた。新助っ人のJ初ゴールで新潟はさらに勢いづいた。6分後の同30分、再びチョが左サイドからドリブル突破を仕掛けて、自らシュートを放った。このこぼれ球に藤田が体ごとつめて、ダメ押しの3点目を決めた。

 守っては昨季の主力である浦和へ移籍したDF永田充や鹿島へ移籍したDF西大伍の穴が心配されていたが、DF千葉和彦とDF石川直樹のCBコンビがブロックをつくり、ことごとく攻撃を跳ね返した。無失点のままに試合は終了し、新潟が3-0の完封勝利を収めた。

 新潟によるとブルーノは「ヨンチョルがボールを持った時に『これは来るな』と思った。DFの背後を取り、タイミングを見計らってDFの前に抜け出した。いいタイミングで抜けられたと思うし、半分はヨンチョルのゴール」と自身のJ初得点を振り返った。昨季は開幕からスタートでつまづき、シーズン初白星を獲得したのは5月に入ってからだった。今季は昨年の反省を生かす形で、この上ない上々のスタートを切ることが出来た。この勢いでシーズン序盤を戦い抜きたい。

(文 片岡涼)

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