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10人の仙台が福岡下す!!3連勝飾り、首位奪取

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[5.3 J1第9節 仙台1-0福岡 ユアスタ]

 ベガルタ仙台が首位奪取! リーグ再開後、川崎F戦(2-1)、浦和戦(1-0)と連勝中の2位・仙台が福岡に1-0で勝利した。同時刻に行われた試合で首位・柏が敗れたため、勝ち点1差上回ると首位に浮上した。

「チーム全員で最後まで諦めないで戦った結果、こういう形になって良かったです」。試合後のテレビインタビューで決勝点を決めたFW赤嶺真吾は笑顔で話した。

 試合が動いたのは後半35分だった。MF梁勇基の左CKをファーサイドのDF鎌田次郎が頭で折り返し、最後はGK神山竜一と競り合いながらも赤嶺がヘディングでゴールを決めた。

 前半から果敢にシュートを放っていったが、ゴールネットを揺らすことはできず。苦しい時間が長かった。前半33分にはFW関口訓充のスルーパスに左サイドを抜け出した赤嶺がシュートを打つが、ポスト左へ外れた。同37分にはPA外右から梁が打ったミドルシュートは、枠を捉えるもGKが好セーブ。スコアレスで迎えた後半30分には、DF朴柱成の左クロスにファーサイドでフリーの赤嶺がヘディングシュートを打ったが、精度を欠き、ポスト左へ流れていった。それでも諦めず、ひたすらゴールを目指す仙台イレブン。そして、同35分に赤嶺の決勝ゴールが生まれたのだ。

 先制直後の後半39分には、左サイドの攻防でDF山形辰徳の手が朴に当たり、互いに抗議へ発展。試合は約4分間中断し、結果的に両者へ警告が出された。これが朴にとっては2枚目の警告となり、退場。1点リードの仙台は数的不利な状況へ追い込まれてしまう。それでも動揺を見せることなく、残り時間も冷静に戦い、虎の子1点を守りきった。

 赤嶺は「次はアウェーですけど、このままの勢いで勝ち点1じゃなくて、3を持って帰って来れるように頑張りたい」と力強く意気込んだ。リーグ再開後3連勝と勢いをつけた仙台が、このまま首位を走っていくつもりだ。

(文 片岡涼)

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