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東の移籍後初ゴールで先制も、大宮は甲府とドロー

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[5.3 J1第9節 甲府1-1大宮 中銀スタ]

 大宮アルディージャは敵地で甲府と対戦し、MF東慶悟の移籍後初ゴールで先制するも後半に追いつかれ、1-1で引き分けた。

 今季大分から加入した東が出場3試合目にして、初ゴールという結果を残した。前半15分、MF藤本主税からの横パスをPA手前右で受けた東が右足でループシュート。鮮やかな軌道を描いたボールはゴール左へ吸い込まれ、先制点が生まれた。

 クラブによると東は「GKが前に出ていたので、いいコースにうまく蹴ることができました。狙い通りにゴールを決められたので、そこはとてもうれしいです」と大宮での初ゴールを喜んだ。昨季はJ2で6得点を挙げた東だが、プロ1年目の大分がJ1だった09年には2得点を決めている。それ以来となるJ1での得点となった。

 先制後も、大宮は攻め込むが追加点にはつながらない。前半21分には今季3得点を決めているFW李天秀がミドルシュートを狙ったがGKに止められた。同34分にはMF上田康太の右クロスにFWラファエルが飛び込むが、味方には合わなかった。チャンスをものにできず、1点のリードで前半を折り返した。

 後半開始直後からも積極的にシュートを狙っていった。後半2分、ラファエルの左クロスから東がミドルシュートを狙ったが枠を外れた。立て続けにチャンスを逃すと同8分、一瞬の隙を突かれて、カウンターからFWハーフナー・マイクを狙ったボールを簡単に通され、最後はFW阿部吉朗に同点弾を決められた。そのまま試合は終了し、勝ち点1を分け合った。

 次節、大宮はホームで新潟と戦うが、今季は柏戦(0-1)で敗れたため、ホームでの白星がない状況。「次節の新潟戦はホームですが、今季のリーグ戦はまだNACK5スタジアム大宮では勝てていません。次はしっかり戦って勝つので、ぜひ応援していただきたいと思います」と東は意気込んだ。

(文 片岡涼)

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